現在、日本国内での犬猫の飼育頭数は、子供の数よりも多くなっている一方で、2021年度では年間1万4000頭もの大猫が殺処分されているのをご存知でしょうか。
以前より殺処分頭数が大幅に減ってきているとはいうものの、なかなかゼロには程遠い現実があります。
加えて、各自治体が出来る限り殺処分をしないという方針に舵を切ったことは良い半面、そうすることで今度は各所の愛護センターで収容
頭数が限界を超え、引き取り先の無い犬猫で溢れかえるという状況に陥っているのも事実です。
今、私達のそばにいる我が子と、「保護犬猫」と呼ばれるセンターにいる犬猫たちの差は、本当にちょっとしたことです。ほんのちょっとした掛け違いから、天と地ほどの差がある生活を強いられている犬猫たちがいます。
飼い主からセンターに持ち込まれ、殺処分される犬たち。
繁殖だけを強いられ、モノのように扱われ、ゴミのように捨てられる犬たち。
センターに収容され、ただただそこで生きながらえるだけの犬たち。
多頭飼育崩壊で生きていく望みが無い犬たち。
そんな犬猫たちを1頭でも救いたい。
これからの余生を、家庭犬・家庭として人の温もりに包まれて暮らして欲しい。
こんな思いから、私達は「SUZUKOUBOU保護ワン部」を立ち上げました。
今の私たちに出来る最大限を、同時に犬猫のこれからの未来をしっかり見据えて動いていきます。
保護ワン部では、保護犬に新しい飼い主=里親様が見つかるまでお預かりする「預かりボランティア」の活動を行っています。
今までにたくさんの預かり犬を里親様のもとへ送り出しましたが、その子たちが里親様にたくさんの愛情を注がれ、毎日を幸せに暮らしている事が私たちの何よりの喜び、そして大きな励みになっています。
預かりボランティアとは、愛護センターから引き出した保護犬に毎日の食事とあたたかなベッドなどを提供するものではありますが、私たちはそれだけあれば良い、つまり「命さえ助かれば良い」とは考えていません。ただ「可哀想だから」と引き取る事だけが、本当のレスキユーになるとは考えていないためです。
多くの保護犬は、放浪時に極度の人間不備に陥っていたり、飼い主にまともに散歩してもらえず外の世界を非常に怖がるなど、何かしらトラウマを抱えているケースが多くあります。
そのため、その課題を抱えた状態で里親様にバトンタッチをするのではなく、その子がこの先ずっと幸せな一生を過ごすためにも、また里親様へ余計な負担を強いらずに済む為にも、預かりっ子それぞれに必要なリハビリ・トレーニングを行い、なるべく課題を克服した状態で譲渡する事を目標としています。
また、多くの保護犬は人の「一般家庭」というものを知りません。人と一緒に暮らしていくためのマナーやルールというものも知りません。
そのため、まずは預かり宅で「家庭」というものを経験し、人と共存していくための人間社会のルールを学ぶ必要があります。
SUZUKOUBOU保護ワン部では、保護犬が店長の預かり宅で暮らしながら、その期間中に家庭犬としての下地を学べるようサポートしていきます。
里親様には、犬が再び命の危険にさらされる事なく、この先ずっと家族の一員として守られ幸せに暮らしていくためにも、「犬」という生き物の基本的なことをしっかり知って頂き、犬と良好な関係性を築く方法、また譲渡犬ぞれぞれの特性をよくご理解頂いた上での飼育はとても大切な事だと考えておりますので、その旨何とぞご理解頂きますようお願い申し上げます。
SUZUKOUBOU 保護ワン部の活動内容は、主にInstagramで発信しております。よろしければ、ぜひフォローして下さい。
私たちは、犬の可愛さ・賢さ・優しさ・人間の比ではない身体能力の高さなど、犬の素晴らしいところをたくさん知っています。
と同時に、犬の恐ろしさもよく知っています。
犬が本気になれば、私たちは力ではまったく敵わないこと。そして、人間には理解が及ばない部分を持っていたり、どうしても分かり合えない部分があることも事実です。
ですので、「犬と暮らす」ということは、全面的に楽しいことばかりじゃないということも、まず知って頂きたいと思っています。
私たちの主張もありますが、犬たちもそれなりに理由があっての主張があり、それを認め合い、擦り合わせをしながら、互いの妥協点を見出していく。日々の暮らしは、そんなことの繰り返しだとも思っています。
ただ、その楽しくないことの100倍くらいの楽しいことが、彼らとの暮らしにはピカピカに詰まっています!
これはもう絶対に替えがきかない、不動のオンリーワンの存在としか言いようがありません。
彼らを心の底からリスペクトし、互いに良いところも悪いところも認め合い、時にはつまんないケンカしながらも、人生の良き相棒として、ずっと一生を共にしていきたいと思っています。
ぜひ、犬を「可愛がる対象」「癒される対象」ではなく、ずっとともに生きていく「頼りになる相棒」として、当たり前に家族の一員に迎え入れていただけることを、私たちは心より願っております。