ようこそ 楽天市場へ

八重山クロレラとは?石垣島の自然と技術が育む国産クロレラ

公開日:2026/09/15 更新日:2026/09/25
前回は、クロレラがどのような生物なのか、その発見と利用の歴史をご紹介しました。同じクロレラでも、株の選び方や育つ環境、製造方法によって個性は変わります。今回取り上げるのは、沖縄県石垣島で育てられる「八重山クロレラ」です。 太陽、天然水、空気を生かした屋外培養から、収穫、乾燥、品質検査まで。自然の力だけに任せるのではなく、長年培われた技術と管理を重ねながら、食品原料へと仕上げられていく過程を見ていきましょう。

八重山クロレラは、石垣島生まれのクロレラ

八重山クロレラは、石垣島で採取されたクロレラの中から、純粋分離や育種を重ねて選ばれた株をもとに生産される国産クロレラです。生産を担う八重山殖産株式会社では、良質な株を選び、種を育てる段階から粉末の品質検査までを石垣島の生産拠点で行っています。 特徴は、石垣島の自然環境を生かした屋外培養にあります。ただし、単に屋外で育てるわけではありません。選ばれた種を清潔な環境で増やし、培養プールの水を循環させ、収穫後は洗浄・乾燥・検査を行う。自然と生産技術の両方が、八重山クロレラの品質を支えています。

石垣島の自然を生かした屋外培養

八重山クロレラは、石垣島の海に近い場所に設けられた屋外のオープンプールで培養されています。石垣島の大自然を活用できることが、この生産方法の大きな特徴です。 ① 亜熱帯の力強い太陽 亜熱帯気候の石垣島は、一年を通して温暖で、太陽の光に恵まれています。クロレラは太陽の光をエネルギーとして光合成を行い、成長します。 ② ミネラルを含む天然水 石垣島には、沖縄県で最も高い於茂登岳をはじめとする山々があります。島の土壌を通って蓄えられた、ミネラルを含む天然水(地下水)を培養に使っています。クロレラは淡水に生息する微細藻類であり、海に近い培養地でも海水ではなく、この天然水で育てられます。 ③ 海風が運ぶ澄んだ空気 石垣島の屋外培養地は、海からの風が吹き抜ける開放的な環境にあります。クロレラは、太陽の光と水に加え、空気中の二酸化炭素を取り込んで光合成を行います。太陽、天然水、空気を生かせる環境が、八重山クロレラの屋外培養を支えています。

光合成を支える、浅く広いプールの設計

クロレラは、光合成能力が高いことが特徴です。太陽の光を受け、光合成によって成長するため、培養プールには光をできるだけ広く届けるための工夫が施されています。 広大な屋外プールは、太陽の光が水中へ届きやすいよう、浅く広く設計されています。プールの底に近いクロレラにも光が届きやすくなり、広い培養面を生かして光合成を行える設計です。 さらに、プール内の水は穏やかに循環しています。その流れに乗ってクロレラが水中を移動することで、一部に偏ることなく光を受けやすくなります。この流れによって、プール全体で光合成を行いやすい環境が整います。こうした仕組みが、栄養を蓄えながら健やかに育つクロレラの品質を支えています。 屋外培養では、天候や気温など自然条件の変化にも向き合う必要があります。生育の状態を確認しながら環境を整え、安定した品質を目指して管理を続けています。

種から粉末まで、5つの製造工程

八重山クロレラは、選ばれた株を育てるところから始まり、粉末になるまで段階ごとに管理されています。製造の流れは、大きく5つに分けられます。 1|育種: 選抜された良質なクロレラ株を、滅菌された種苗培養装置で無菌培養します。少しずつ量を増やし、屋外培養のもとになる種母を育てます。 2|本培養: 育てた種母を屋外のオープンプールへ移し、太陽の光と水を利用して培養します。プール内の水を循環させ、クロレラが光を受けながら成長できる環境を整えます。 3|収穫・洗浄: 十分に育ったクロレラを、連続遠心分離機で培養液から分離します。良質な水を使って洗浄と分離を繰り返し、クロレラを回収します。機械や配管にはステンレス製の設備を用い、衛生管理を行います。 4|加熱・乾燥・包装: 独自のブランチング技術で加熱処理をした後、スプレードライヤーで噴霧乾燥し、細かな緑色の粉末に仕上げます。完成した粉末は、色・香り・味の変化を抑えるため、ロットごとに脱気包装されます。 5|品質検査 : 粉末は製造ロットごとに品質検査を行います。食品衛生法に基づく基準、日本健康・栄養食品協会の規格基準、さらに自社で定めた基準を確認し、合格したものが食品原料として使用されます。

毎回の品質を支える、検査と管理

屋外で育てるからこそ、収穫後の洗浄や設備の衛生管理、ロットごとの検査が重要になります。八重山クロレラの生産では、育種から培養、収穫、乾燥、包装、検査まで、それぞれの工程で状態を確認し、最終的に基準を満たした粉末だけを食品原料として使用します。 生産拠点では、食品安全マネジメントシステムの認証制度「FSSC 22000」を取得しています。登録範囲には、クロレラの屋外培養と、クロレラ食品用原料の設計・開発・製造が含まれます。2019年には、ユーグレナとヤエヤマクロレラの生産について、世界で初めてASC-MSC海藻(藻類)認証を取得しました。これは、環境と社会に配慮した責任ある藻類生産に関する国際認証です。 このほか、Kosher(コーシャー)認証、HALAL(ハラール)認証の取得、米国食品医薬品局(FDA)への施設登録など、国内外へ原料を届けるための取り組みが行われています。認証や登録の名称だけでなく、日々の工程管理とロット検査を積み重ねることが、品質の安定につながっています。 石垣島の太陽、天然水、空気を生かした屋外培養、光合成を支えるプールの設計、種から粉末までの製造技術、そして工程ごとの品質管理。八重山クロレラは、自然の恵みと人の手による管理を重ねながら、食品原料へと仕上げられています。

八重山クロレラ関連商品

関連記事はこちら