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水着売り場で固まった私へ|ジムプール再挑戦の小さな作戦 コラム016

公開日:2025/09/03 更新日:2026/09/11
水着売り場の前で、私はいったん止まります。 買う気はあります。運動もしたい。水中ウォーキングが体にいいらしいことも、何度も聞きました。なのに売り場の前に立った瞬間、頭の中で小さな会議が始まります。 「これは若すぎるのでは」「これは本気すぎるのでは」「そもそも私は泳げる顔をしているのか」 泳げる顔とは何でしょう。自分で言っておいて、少しおかしい。でも水着選びには、そういう変な緊張があります。

売り場で始まる会議

水着を選ぶだけなのに、なぜか人生の反省会みたいになります。 最近運動していない。お腹が気になる。二の腕も気になる。更衣室で慌てそう。プールサイドで堂々と歩ける気がしない。ひとつの水着から、こんなに考えることが出てくるのだから、売り場で固まるのも無理はありません。 でも冷静に考えると、プールへ行く目的は、完璧な体を披露することではありません。水の中で体を動かすことです。まずはその目的に戻る。それだけで、水着選びの会議は少し静かになります。

似合うより落ち着く

水着選びで最初に考えたいのは、似合うかどうかより、落ち着いて動けるかどうかです。 鏡の前で一瞬きれいに見えることも大事ですが、実際には歩く、しゃがむ、腕を回す、プールから上がる、タオルを取る。動いている時間のほうが長くなります。 だから、めくれにくいか、胸元が不安になりにくいか、お腹まわりを意識しすぎずに済むか。そういう地味な確認が、あとで自分を助けます。華やかさより安心感。これが大人の再挑戦には効きます。

泳げない問題

ここで大きな声では言いにくい問題があります。 私は、泳げる人としてプールに行く必要があると思い込んでいました。けれどジムのプールには、水中ウォーキングをしている人もいます。ゆっくり歩く人、少しだけ泳ぐ人、休みながら体を動かす人。それぞれのペースがあります。 つまり、水着を買うことは「泳ぎます宣言」ではありません。「水の中で体を動かしてみます宣言」くらいでいい。そう考えると、ずいぶん気が楽になります。

更衣室の段取り

プールの不安は、水の中だけではありません。 更衣室であわてないか。濡れた水着をどうしまうか。帽子を忘れないか。帰りに髪がぺたんとしないか。実際には、こういう段取りのほうが気になります。 だから、上下セットや帽子付きの水着は、思った以上にありがたい存在です。選ぶものを減らす。忘れ物を減らす。着替えの流れを単純にする。小さなことですが、始めたばかりの頃はこの小ささが続けやすさになります。

私の小さな作戦

結局、私の作戦はシンプルです。 まずは泳ごうとしない。水中ウォーキングの日として行く。水着は体を細く見せる魔法ではなく、気になるところを気にしすぎないための服として選ぶ。更衣室で迷わないように、セットで準備する。 これくらいなら、少し行けそうな気がします。完璧なスタートではなく、やめにくいスタート。大人のフィットネス水着選びは、そのくらい現実的でいいのだと思います。
  • 更新日:10/21(10/14〜10/20集計)