2023.4.9
SUZUKOUBOU店長のすずあつです。
今回のテーマは『犬同士の挨拶』です。
さて、犬同士の挨拶と言っても、様々なパターンがあるかと思います。
穏やかな子同士ゆったりとした挨拶や、ビビリ同志で「いえ!挨拶とかホントに結構ですので!」というものや、2頭の出すエネルギーレベルが全く異なるなど、本当に様々だと思います。
そんな犬の挨拶について、私たちがまず知っておかなければならないことは、「犬は犬同士挨拶するのが好きな犬ばかりではない」ということです。
日本で多いな〜と感じるのが、例えば散歩中に向こうから犬がやってくると、「ほら、お友達よ〜。挨拶しなさい〜♡」と言って、犬同士に挨拶をさせようとする飼い主さんが非常に多いことです。
ともすると、尻込みする我が子のお尻を押して、相手の犬の前に押し出そうとする飼い主さんもいたりします(笑)。
これ、特に悪気無くされていることだと思いますが、正直なところ、犬は決して挨拶するのが好きな犬ばかりではありません。
犬見知りの犬だってたくさんいますし、臆病で他の犬とお知り合いになんぞなりたくないと思っている犬だって、たくさんいます。
人間だって、散歩中にいきなり知らない人と仲良くしろとか言われても、困りますよね。それと全く同じです。
ですので、我が子が特に他犬に興味を見せなかったり、自分から行こうとしない場合は、無理強いしないという事がとても大切です。
きちんとその時の我が子の状態を見て、カーミング・シグナルに反応してあげることで、我が子から「おかーしゃん分かってくれてる!」と、犬からの信頼度が増していくわけです。
こういう小さなことの積み重ねって、本当に大事なんですよ。
また、今度は向こうから犬が近づいてきた時ですが、その際はまずその犬のボディランゲージをしっかり見極めることが大切です。
私なんて、「ケンカ上等!いつだってやってやるぜ!」の犬と暮らしていた時は、我が子より先に相手を見つけて対処しなくてはならないというプレッシャーから、まさに草食動物並みの動体視力を誇っておりましたよ!
近付いてくる犬の状態が、↑のように
1.リードをグイグイ引っ張りながら、飼い主の前を歩いて来ている
2.脇目も振らずこちらに一直線に向かってきている
3.我が子から目を逸らさずじーーっと見つめながら近寄ってくる
こんな犬が近づいてい来ている場合は、かなり【危険度高し!】【レベル高し!】です。
1の「リードをグイグイ引っ張りながら、飼い主の前を歩いて来ている」の場合、危険とまでは言い切れませんが、興奮レベルがかなり高い状態ですので、近づかれる方の犬は「なんだか無礼な奴が来てんぞ〜」と警戒心も一気に高まります。
2の「脇目も振らずこちらに一直線に向かってきている」場合ですが、基本的に犬同士の挨拶は、近づく際にお互い弧を描くようにして近付いていきます。
それは、犬たちにとって「正面から近付く」「正面から見据える」というのは、非常に不躾な行動であり、敵意があると思われても仕方のない行動になるからなのです。
そのため、お互いに正面から対峙するのを避け、斜め横から近づいていき、自然と最終的にお尻の匂いを嗅ぐという形になることが、波風を立てない挨拶の基本です。
3の「我が子から目を逸らさずじーーっと見つめながら近寄ってくる」場合は、これも2と同じで、正面から目を合わせるという行為は、犬にとってはまさに喧嘩を売っている行為で、これもうやる気満々の状態なわけです。
ですので、売られたケンカを購入する気の無い犬は、決して相手の犬を見ませんし、顔を逸らして決して目を合わせることはしません。
一定の距離を保ち、地面の匂いを嗅ぐなど他のことをして、「俺はケンカとかするつもりないから〜」ということを、相手に伝えるカーミング・シグナルを出します。
このように、お散歩中に犬が相手の犬に気付き、実際に挨拶に至るまでは、お互いに実に様々なボディランゲージ、言葉を発しているわけです。
さて、皆さまは我が子の犬同士の挨拶、どうされていましたか?
他の犬と挨拶させようと我が子を近づかせた時、我が子はどんなカーミング・シグナルを出していますか?
気が乗らない我が子を、無理矢理相手の犬に近づけたりしていませんか?
我が子から信頼されるためにも、カーミング・シグナルを読めるようになるには、とにかく日ごろから犬を観察していく癖をつけていきましょう〜。まずは、すべてはそこからです!
以上、今回は『犬同士の挨拶』のお話でした。