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41〜103歳の利用者ら、ウエルシュ菌で下痢など ― 調理過程に不備か

公開日:2025/12/09 更新日:2026/07/10

静岡県 静岡市の高齢者施設で7人食中毒

2025/12/05 2025年11月24日、静岡市駿河区の高齢者施設「フォレスト中原」で昼食をとった41歳から103歳の男女7人が下痢などの症状を訴え、ウエルシュ菌による食中毒と判明した。 喫食者20人中の発症で、調理されたメニューは、わかめご飯、豚肉の塩こうじ炒め、じゃが芋のカレーソテーなど。施設内での調理後、十分な加熱・冷却や温度管理がされていなかった可能性がある。 調理従事者からは菌は検出されなかった。 静岡市はこの施設に対して営業禁止処分を出し、市内の食中毒件数が前年より大幅に増加していることから、市民に対し調理・保存の徹底を呼びかけている。特に高齢者施設では、ウエルシュ菌の芽胞が加熱後も生き残るため、大量調理時の温度管理と迅速な提供、作り置きの回避が重要とされる。
【ウエルシュ菌について】 ウエルシュ菌(Clostridium perfringens)は、土壌や動物、人の腸内などに広く存在する細菌で、食中毒の原因菌の一つです。 主に大量調理された食品(カレー、煮物、肉料理など)を常温で長時間放置した際に増殖しやすく、加熱後に冷ます過程で菌が増殖し、体内で毒素を産生して下痢や腹痛を引き起こします。 潜伏期間は6〜18時間で、発熱はほとんどなく、1~2日で回復することが多いです。予防には、調理後の迅速な冷却と冷蔵保存、再加熱の徹底が重要です。 【これらの病原体から身を守るためにできること】 • 調理器具(まな板・包丁)を食材ごとに使い分け・消毒、次亜塩素酸ナトリウム200ppmで消毒しましょう。 • 作った料理は早めに食べる・すぐ冷蔵庫へ • 手洗いの徹底: 食事の前やトイレの後など、こまめな手洗いを心掛けましょう。石鹸を使って流水で20秒以上しっかり洗いましょう。 • 環境の消毒: ドアノブや手すりなど、患者が触れた場所は、次亜塩素酸ナトリウム200ppmで消毒しましょう。(アルコール消毒ではダメ!) • 食品の加熱: 食品は中心部まで十分に加熱調理しましょう。特に生食は避けましょう。 • 嘔吐物や便の処理: 次亜塩素酸ナトリウム1000ppmで消毒しましょう。(アルコール消毒ではダメ!) • 集団生活における対策: 施設などでは、こまめな換気や消毒を行いましょう。人が多い場所ではマスクを着用しましょう。