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全国で変異型「サブクレードK型」拡大、警報水準に

公開日:2025/11/29 更新日:2026/07/10

変異型インフル流行 サブクレードK

2025/11/29 厚生労働省の報告によれば、2025年11月第3週(17日~23日)におけるインフルエンザ新規感染者は全国で19万6895人、1医療機関あたりの平均感染者数は51.12人にのぼり、過去5年間の同時期と比較しても異例の高水準となっている。 特に注目されているのは、今季流行のインフルエンザウイルスの大多数が A/H3亜型(いわゆる香港型) である点。その中でも「サブクレードK」と呼ばれる変異株が急速に拡大しており、これまでに確認されたウイルスの94%を占める。 「サブクレードK」は遺伝子変異により既存のワクチンによる防御効果がやや低下する可能性も指摘されており、感染拡大の一因と見られる。特に乳幼児や学童を中心に感染者が急増し、学級閉鎖や休園措置が全国で相次いでいる。 この変異株は2023年から一部で確認されていたが、今季に入り急激に広がった。感染力の強さや重症化リスクに関してはまだ明確なデータが不足しており、引き続き監視が必要とされている。 専門家は「今年は例年より早い流行であり、しかも変異株の存在があるため、例年以上に基本的な感染対策が重要」と強調している。手洗い、マスク着用、室内の換気、混雑を避ける行動などの徹底が呼びかけられている。
【インフルエンザウイルスについて】 インフルエンザウイルスには主に3つの型があります <A型> ・最も感染力が強く、大規模流行(パンデミック)を起こすこともある。 ・鳥や豚など動物にも感染。 ・感染性が高い <B型> ・人間のみに感染。 ・中~小規模の流行を起こす。 ・感染性は中程度 <C型> ・軽い症状。乳幼児が感染しやすい。流行はほとんどしない。 ・感染性は低い 【主な症状】 ・38度以上の高熱 ・全身の倦怠感 ・関節・筋肉痛・頭痛・のどの痛み・咳 ・鼻水や鼻づまり(風邪に似た症状) ・ 特に高齢者や持病がある人、乳幼児では重症化しやすく、「肺炎」や「インフルエンザ脳症」を引き起こすことがあります。 【これらの病原体から身を守るためにできること】 • 手洗いの徹底: 食事の前やトイレの後など、こまめな手洗いを心掛けましょう。石鹸を使って流水で20秒以上しっかり洗いましょう。 • 環境の消毒: ドアノブや手すりなど、患者が触れた場所は、次亜塩素酸ナトリウム200ppmで消毒しましょう。(アルコール消毒ではダメ!) • 食品の加熱: 食品は中心部まで十分に加熱調理しましょう。特に生食は避けましょう。 • 嘔吐物や便の処理: 次亜塩素酸ナトリウム1000ppmで消毒しましょう。(アルコール消毒ではダメ!) • 集団生活における対策: 施設などでは、こまめな換気や消毒を行いましょう。人が多い場所ではマスクを着用しましょう。