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千葉県習志野市・児童49人・職員2人、計51人発症/アストロウイルス

公開日:2025/11/23 更新日:2026/07/10

千葉県の小学校でアストロウイルス集団発生

2025/11/22 千葉県は11日以降、習志野市内の小学校で複数の児童が嘔吐や下痢の症状を訴え、18日に市教育委員会から習志野保健所へ連絡があった。22日の県発表時点で、児童49人と職員2人、計51人が発症を確認された。入院者はなく、全員軽症という。 県疾病対策課によると、アストロウイルスは便や嘔吐物を介した接触感染や汚染された水・食品などが原因となり、冬から春にかけて流行しやすいウイルスである。 発生した小学校では、嘔吐・下痢症状のある児童や職員の早期申告と出席停止の呼びかけ、施設内の消毒強化、手洗い徹底などの対策が行われている。県はアルコール消毒薬だけでは十分でなく、塩素系消毒や十分な手洗いの重要性を指摘している。
【アストロウイルスについて】 アストロウイルス(Astrovirus)は、主に乳幼児や高齢者を中心に感染性胃腸炎を引き起こすウイルスの一種で、名前の由来は電子顕微鏡で観察した際の星形(astro=星)に似た形状による。感染経路は主に経口感染で、ウイルスが付着した手や食品、水、玩具、ドアノブなどを介して体内に入る。また、感染者の嘔吐物や便を介した接触感染もある。 症状としては、感染後1~4日程度の潜伏期間を経て、発熱、下痢、嘔吐、腹痛などが現れるが、一般的には軽症で済むことが多い。特に2歳未満の乳幼児では下痢の原因ウイルスとしてノロウイルス、ロタウイルスに次いで重要な存在である。重症化することはまれだが、脱水症状には注意が必要。 治療法は特効薬がないため、対症療法が中心であり、水分補給や安静が基本となる。予防には、十分な手洗い、トイレ・嘔吐物処理後の塩素系消毒、食品の衛生管理などが効果的である。アルコール消毒は効きにくいため注意が必要。