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北海道郡白老町の高校寮で92人中63人が下痢・腹痛訴え

公開日:2025/11/08 更新日:2026/07/10

北海道 白老町 高校寮でウエルシュ菌食中

2025/11/05 北海道胆振地方の白老郡白老町にある高校寮(寮生92人)で、令和7年10月30日(木)午前10時ごろから、寮に居住する生徒63人が下痢・腹痛等の食中毒様症状を訴えました。 うち3人が医療機関を受診しましたが、いずれも重症ではなく回復傾向にあります。  関係機関の調査によれば、該当する生徒の便10人からウェルシュ菌が検出されており、寮の厨房で調理・提供された当該日の食事が原因と認定されました。  該当施設は、北海道栄高等学校大志寮(所在地:白老郡白老町緑丘4‑676)で、調理・提供業務を行う営業者に対し、施設設備・器具の清掃・消毒、調理従事者の衛生教育など、衛生管理の徹底が指導されました。  行政当局は、施設の営業停止命令は行わず、被害の拡大防止および速やかな復旧の措置を確認しています。
【ウエルシュ菌について】 ウエルシュ菌(Clostridium perfringens)は、土壌や動物、人の腸内などに広く存在する細菌で、食中毒の原因菌の一つです。 主に大量調理された食品(カレー、煮物、肉料理など)を常温で長時間放置した際に増殖しやすく、加熱後に冷ます過程で菌が増殖し、体内で毒素を産生して下痢や腹痛を引き起こします。 潜伏期間は6〜18時間で、発熱はほとんどなく、1~2日で回復することが多いです。予防には、調理後の迅速な冷却と冷蔵保存、再加熱の徹底が重要です。 【これらの病原体から身を守るためにできること】 • 調理器具(まな板・包丁)を食材ごとに使い分け・消毒、次亜塩素酸ナトリウム200ppmで消毒しましょう。 • 作った料理は早めに食べる・すぐ冷蔵庫へ • 手洗いの徹底: 食事の前やトイレの後など、こまめな手洗いを心掛けましょう。石鹸を使って流水で20秒以上しっかり洗いましょう。 • 環境の消毒: ドアノブや手すりなど、患者が触れた場所は、次亜塩素酸ナトリウム200ppmで消毒しましょう。(アルコール消毒ではダメ!) • 食品の加熱: 食品は中心部まで十分に加熱調理しましょう。特に生食は避けましょう。 • 嘔吐物や便の処理: 次亜塩素酸ナトリウム1000ppmで消毒しましょう。(アルコール消毒ではダメ!) • 集団生活における対策: 施設などでは、こまめな換気や消毒を行いましょう。人が多い場所ではマスクを着用しましょう。