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なぜ大根おろしでノロウイルス感染が起きるのか?

公開日:2025/10/25 更新日:2026/07/10

大根おろしによる食中毒(続)

2025/10/10 愛知県によれば、2025年9月24日~29日にかけて、愛知県および岐阜県内の飲食店で、あま市の加工会社「アトラス」が製造した大根おろしを使った料理を食べた259人が、吐き気・下痢などの症状を訴えました。 このうち113人の便からノロウイルスが検出され、保健所は大根おろしが原因の食中毒と断定しました。 【なぜ大根おろしでノロウイルス感染が起きるのか?】 1. 加熱していない 大根おろしは生食が一般的で、製造段階でも加熱処理を行わない場合が多いため、ウイルスが残りやすいです。 2. 加工工程での人からの汚染 ノロウイルスの主な感染源は人の手指や便を介した汚染です。食品加工業者が十分な手洗いや手袋交換などの衛生管理を行っていないと、従業員を介して製品にウイルスが付着する可能性があります。 3. ウイルスの強い感染力 ノロウイルスは数十個程度でも感染が成立する非常に感染力の強いウイルスです。少量のウイルスでも加工中に付着すれば、複数人が感染する原因となります。 4. 冷凍保存でウイルスが死なない 一部の大根おろしは冷凍流通されますが、ノロウイルスは凍結しても死滅せず、再解凍後も感染力を保つため、冷凍品でも油断はできません。 5. 調理現場での再汚染 飲食店で提供される際に、調理器具・手指・まな板などから二次的にウイルスが付着する場合もあります。 このため、大根おろしのような非加熱の食品を扱う場合でも、食品工場や飲食店では厳格な衛生管理と従業員の健康チェックが重要とされます。
【ノロウイルスについて】 ・ノロウイルスは非常に強い感染力を持っている ・ノロウイルスは口から侵入することで感染するが、 ・その感染経路は多岐に渡っている ・ノロウイルスの潜伏期間は1~2日、症状が出る期間も2日ほどと短いが、排菌期間は発症してから数週間後までと非常に長い 【これらの病原体から身を守るためにできること】 • 手洗いの徹底: 食事の前やトイレの後など、こまめな手洗いを心掛けましょう。石鹸を使って流水で20秒以上しっかり洗いましょう。 • 環境の消毒: ドアノブや手すりなど、患者が触れた場所は、次亜塩素酸ナトリウム200ppmで消毒しましょう。(アルコール消毒ではダメ!) • 食品の加熱: 食品は中心部まで十分に加熱調理しましょう。特に生食は避けましょう。 • 嘔吐物や便の処理: 次亜塩素酸ナトリウム1000ppmで消毒しましょう。(アルコール消毒ではダメ!) • 集団生活における対策: 施設などでは、こまめな換気や消毒を行いましょう。人が多い場所ではマスクを着用しましょう。