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東京・文京の弁当で43人が黄ブ菌食中毒

公開日:2025/07/24 更新日:2026/07/10

東京都文京区弁当食中毒

2025/07/08 東京都によると、7月8日に弁当製造業者「有限会社さくらフーズ」が調理した幕の内弁当を文京区内の複数施設に配達し、20~90代の男女43人が同日夜から翌朝にかけて嘔吐・吐き気・下痢などを訴えた。 患者は全員この弁当を食べており、患者便や残品、調理員の手指から黄色ブドウ球菌が検出された。弁当は前日の仕込みから提供までの時間が長く、夏場の温度管理が不十分だったと考えられる。検査ではノロウイルスなど他の病原体は陰性だった。 都は7月17日に施設を3日間の営業停止とし、作り置き時間の短縮や衛生管理の徹底を求めた。
【黄色ブドウ球菌について】 黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)は、人や動物の皮膚や鼻の中に常在する細菌の一種で、食品衛生上重要な食中毒菌でもあります。この菌は、加熱しても分解されにくい「エンテロトキシン(毒素)」を産生し、食品中で増殖した場合に食中毒を引き起こすことがあります。 特に、手指や皮膚の傷口を介して食品に付着し、常温で長時間放置されたおにぎりや弁当、サンドイッチなどで発生例が多く見られます。 感染後は通常、食後1〜6時間以内に激しい嘔吐、腹痛、下痢などの症状が現れますが、重症化することはまれで、ほとんどは数日で回復します。ただし、体力の弱い高齢者や子どもでは注意が必要です。 【これらの病原体から身を守るためにできること】 • 調理器具(まな板・包丁)を食材ごとに使い分け・消毒、次亜塩素酸ナトリウム200ppmで消毒しましょう。 • 作った料理は早めに食べる・すぐ冷蔵庫へ • 手洗いの徹底: 食事の前やトイレの後など、こまめな手洗いを心掛けましょう。石鹸を使って流水で20秒以上しっかり洗いましょう。 • 環境の消毒: ドアノブや手すりなど、患者が触れた場所は、次亜塩素酸ナトリウム200ppmで消毒しましょう。(アルコール消毒ではダメ!) • 食品の加熱: 食品は中心部まで十分に加熱調理しましょう。特に生食は避けましょう。 • 嘔吐物や便の処理: 次亜塩素酸ナトリウム1000ppmで消毒しましょう。(アルコール消毒ではダメ!) • 集団生活における対策: 施設などでは、こまめな換気や消毒を行いましょう。人が多い場所ではマスクを着用しましょう。