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STORY 05|同じ味じゃない梅干し

公開日:2026/10/15 更新日:2026/10/15

「前に食べたものと、少し味が違う。」

彩り屋の梅干しを長く召し上がってくださっているお客様から、ときどきこんなお声をいただくことがあります。 「前に買ったものより、少し酸っぱい気がする。」 「前のものの方が、少し甘かった。」 同じ商品なのに、味が少し違う。 商品を販売する側としては、少しドキッとする言葉かもしれません。 けれど私たちは、そんなお声をいただくと、少しうれしくもなるのです。

一粒一粒、同じではありません

梅は、自然の中で育つものです。 同じ品種。 同じ畑。 それでも、一粒一粒に違いがあります。 少しやわらかいもの。 しっかりとしたもの。 酸味を強く感じるもの。 ほんのり甘みを感じるもの。 見た目だけでなく、味わいにも少しずつ個性があります。 毎回まったく同じ味になるように作られているものではないからこそ、素材そのものの違いが、そのまま一粒の味にもあらわれます。

「前の方が好き」も、うれしい声

「今回のものより、前に買った方が好きでした。」 そんなお声をいただくこともあります。 一見すると、あまりうれしくない感想のように思えるかもしれません。 でも私たちは、 そこまで細かな味の違いを感じてくださっているんだ。 と思うのです。 前に食べた味を覚えていて、今回の一粒と比べてくださる。 それは、それだけ彩り屋の梅干しを味わってくださっているということ。 商品をよく知ってくださっているからこそ届く、とても大切なお声だと感じています。

味の違いも、楽しんでほしい

もちろん、食べる方によっては、 「今回はすごく好み。」 「前回の方が好きだった。」 ということもあると思います。 けれど、それも自然のものを味わう楽しみのひとつ。 すべてを同じ味にそろえるのではなく、 「今回は、こんな味なんだ。」 と、そのときの一粒を楽しんでいただけたら。 私たちはそう考えています。

訳あり梅干しにも、一粒ずつ個性があります

彩り屋では、 「訳あり梅干しと通常品は、何が違うんですか?」 というご質問もいただきます。 通常品としてお届けする梅干しには、一定の基準があります。 その中で、少し硬さがあったり、見た目などが基準に満たなかったりするものが、訳あり商品に含まれることがあります。 だからといって、まったく別の梅干しを作っているわけではありません。 もとになる梅干しは同じ。 その中から、一粒一粒の状態を見ながら分けています。 訳あり梅干しだからこそ、よりいろいろな表情の梅に出会うこともあるかもしれません。 その違いも含めて、どうかお楽しみいただけたらと思っています。

今日の一粒は、今日だけの味

同じ畑で育った梅でも、 一粒一粒、少しずつ違う。 そして、その違いが味にもあらわれます。 だから、彩り屋の梅干しは、 いつ食べても、まったく同じではないかもしれません。 でも私たちは、それを悪いことだとは思っていません。 今年の味。 今回の味。 今日選んだ一粒の味。 そんな小さな違いまで楽しんでいただけたら、うれしく思います。 そしてもし、 「今回はこんな味だったよ。」 「私は前の方が好きだった。」 そんな感想がありましたら、ぜひ聞かせてください。 それもまた、梅干しを通して生まれる大切なやりとりのひとつだからです。

物語に登場した梅干し

冷凍梅干しとの出会いを生んだ「山みつ漬」。 ご自宅でも、ぜひ冷やしたり冷凍したりしてお楽しみください。

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