台湾で一番嫌いだった食べ物が、今ではかなり好きになった話
公開日:2026/07/06 更新日:2026/07/06お香の仕入れで台湾を何度も訪れるようになって20年以上になります。
台湾へ行く楽しみは、お香や寺院を訪ねることだけではありません。
現地の人々との出会いや街歩き、そして台湾ならではの食文化も、毎回の楽しみの一つです。
そんな私が最初はどうしても苦手だった食べ物があります。
それが**臭豆腐(チョウドウフ)**でした。
夜市では避けて歩いていました
初めて台湾を訪れた頃、夜市を歩いていると独特の香りが漂ってきます。
「あ、臭豆腐のお店が近くにある。」
そう分かるくらい強烈な匂いで私はいつもそのあたりを避けて歩いていました。
「台湾の人は、よくこんなものを食べられるな。」
当時は本気でそう思っていたほどです。
~お酒の勢いで初挑戦~
そんな私が臭豆腐を食べたのは、友人とお酒を飲んだ帰りでした。
少し酔った勢いもあり、
「一度くらい食べてみよう。」
と半分冗談で注文してみました。
もともと揚げ豆腐や麻婆豆腐は大好きです。
「もしかしたら食わず嫌いかもしれない。」
そんな気持ちもありました。
恐る恐る一口食べると最初はやはり独特の香りを感じます。
でも、その後すぐに驚きました。
「あれ? 美味しい。」
外はカリッと中はとろっと柔らかく甘辛いタレとの相性も抜群です。
思っていたイメージとはまったく違い気付けばあっという間に完食していました。
~本当にクセが強いのは煮込み臭豆腐~
その話を台湾の友人にすると、
「揚げ臭豆腐はまだ食べやすいよ。」
「麻辣臭豆腐みたいな煮込みの方が本当に臭い(笑)。」
と言われました。
「それはさすがに無理だろう。」
そう思っていたのですが、後日、熱炒(台湾の居酒屋)で見つけてしまい、思い切って注文してみました。
すると、驚いたことに私は揚げ臭豆腐より煮込み臭豆腐の方が好みでした。
辛い麻辣スープが豆腐によく染み込み、とても奥深い味わいです。
~私流の締め~
台湾の熱炒は、ご飯が無料サービスのお店も多くあります。
食べ終わる頃、残った麻辣スープを見て、
「これはご飯に合いそうだ。」
と思い、ご飯を入れ、さらに卵を落として少し煮込んでみました。
これが本当に美味しく、最後まで夢中で食べてしまいました。
ふと顔を上げると、お店の店員さんがこちらを見ています。
「あの日本人、何をしているんだ?」
そんな不思議そうな表情だったのを今でも覚えています(笑)。
~台湾は何度訪れても新しい発見があります~
昔は夜市で臭豆腐の匂いを避けて歩いていた私ですが、今では台湾へ行くと必ず食べる料理の一つになりました。
「絶対に無理」と思っていたものが、いつの間にか旅の楽しみになる。
そんな経験も旅の面白さだと思います。
お香の仕入れで何度も訪れている台湾ですが、現地の食文化も私にとって大きな楽しみの一つです。
だから私は、何度台湾を訪れても飽きることがありません。