昔、自分はかなりの飛行機嫌いでした。
離陸は怖いし、ちょっと揺れるだけで「これ大丈夫か?」ってなるタイプ。
できれば乗りたくない。そんな感じでした。
■ それでも乗るしかなかった
仕事の関係で、どうしても飛行機に乗る必要があって国内も海外も含めて年間20フライトくらいそれを20年くらい続けています。
■ 正直、今でも対策はしてる
これだけ乗ってると慣れるかと言われると半分YES、半分NOです。
今でも
・乗る前に酒を飲む
・乗ってからも飲む
普通にやってます。
■ 一応ちゃんと勉強もした
何も考えずに怖がってるのも嫌で飛行機が苦手な人向けの本も読みました。なんであんな重い鉄の塊が飛ぶのか。飛行中の音は何なのか。
仕組みを知ると
「あ、これ普通のことなんだ」と思えるようになります。
これは意外と大きかったです。
■ それでも怖いものは怖い
回数を重ねても、怖い経験は普通にあります。
■ ヤンゴン→バンコクでの出来事
昔、ヤンゴンからバンコクに向かう便で雨季の真っ黒な雨雲に突っ込んだことがあります。
ただでさえその前からドカンドカン揺れていて、かなり怖かったのに突っ込んだ瞬間、フリーホールみたいな落下。
さらに雷に打たれて、窓が激しく光り同時にすごい衝撃音が響きました。
「これ落ちるかもな」そう思いました。
隣に乗っていたカップルも、かなりのパニックで男性が思わず声を漏らしたかと思ったら彼女の大きな悲鳴が機内に響いてそれがまた、余計に恐怖を増幅させる感じでした。
あの時、機内にいた人たちの多くが「これはまずいかもしれない」と思っていたはずです。もしかしたら機長も・・・
あの時のことは今でも鮮明に憶えています。
■ もう一つ、忘れられない話
台湾の国内線で澎湖島の馬公空港に向かう便に乗ったことがあります。トランスアジアのATR 72-500というプロペラ機なんですが。
特に何事もなく普通のフライトでした。
でもその同じ路線・同じ機体が3か月後に墜落事故を起こしました。
機体はバラバラ。乗客・乗員58人のうち48人が亡くなった事故です。
ニュースを見たとき「あれ、自分が乗ったやつじゃないか」と思いました。※見出し画像は、当時搭乗した機体を撮影したものです。
■ じゃあ結局どうなったのか
それでも今、自分は飛行機に乗っています。怖くないわけではないです。でも、乗ること自体が嫌ではなくなりました。
■ 不思議な感覚
何度も乗るうちに怖いけど、ちょっと好き。そんな感覚になりました。
うまく説明できないんですが日常から切り離される感じ。
どこか別の場所に連れていかれる感覚。
飛行機って少し特別な空間なんですよね。
■ 克服ではなく、慣れ
克服したというより、慣れた。怖さがゼロになったわけじゃないけどいちいち全部に反応しなくなった。そんな感じです。
■ 最後に
飛行機は、今でも揺れると怖い。それでも乗っている。
続けているうちに嫌いだったはずのものが、少しだけ変わった。
怖いままなのにどこか好きになっている。
自分でもよく分からないけどそんな感覚です。