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ひとつの覚悟が病院になった話|特定非営利活動法人アニマルハートレスキュー

公開日:2026/08/21 更新日:2026/08/27
こんにちは、モコペットです。 立秋を過ぎても、まだまだ暑さが体にこたえる毎日ですね。今号は神奈川県横浜市を拠点に活動する「特定非営利活動法人アニマルハートレスキュー」さんをご紹介します。

ひとりの保護活動から、動物病院設立へ

アニマルハートレスキュー

アニマルハートレスキューの歴史は、1996年にさかのぼります。 代表が個人で始めた、横浜駅・関内駅周辺の外猫の避妊去勢保護活動 ——それが、すべての始まりでした。 月間平均30頭の避妊去勢手術を行いながら、地域猫としての活動を横浜市内各所へ広げ、横浜駅周辺では6か月にわたる捕獲活動の末、52頭すべての里親探しを終えたこともあるといいます。 1999年からは里親会を正式に開始。 面接・家庭訪問を経た里親さんへは必ず現場で直接引き渡しを行うなど、徹底したケアを重ねてきました。 2000年には茨城県との連携もスタートし、猫・犬それぞれ月20頭を目安に里親探しを支援しています。

保護から医療へ、たどり着いた答え

活動を続ける中で、団体が痛感したのは「保護した動物たちに、適切な医療ケアを届ける体制」の必要性でした。 その想いが、やがて自ら動物病院を立ち上げるという、独自の歩みへとつながっていきます。 現在は、この病院を軸とした医療体制のもと、飼育放棄や虐待、迷子、そして他県の動物指導センターなどから行き場を失った犬猫を保護。
保護された子たちは速やかに検査や治療、不妊去勢手術などの医療措置を受け、ボランティアスタッフと共に心身のケアを行っています。 過去には、茨城県動物指導センターからレスキューされた犬が聴導犬協会での訓練を受けることになったり、ラブラドールの「マイリー」が災害救助犬に合格するなど、新しい形で活躍する子たちも生まれています。

地域とともに、ネットワークを広げる

現在は医薬品メーカーによるセミナーを開催し、フィラリア予防薬や心臓薬、処方食についての情報提供も実施。 毎月1回のフリーマーケットを通じた地域住民との交流や、区・地域自治会への活動報告、里親さんたちとの定期的な報告会(キャンプやクリスマス会など)も行っています。 登録ボランティアは40名以上に上り、近県のボランティア団体とも連携しながら、支援の輪を広げ続けています。 健康を取り戻した犬猫たちは、定期的なお披露目会(譲渡会)やホームページ、SNSを通じて、新しい家族のもとへ送り出されています。

新しい家族を迎える前に

アニマルハートレスキューさんのサイトには、里親になることを考えている方へ向けたメッセージも掲載されています。 犬猫を迎えるということは、家族が一人増えることと同じ。 15年ほどの時間を共に過ごす、大きな責任を伴う決断です。 生活の安定、家族の協力、最後まで看取れるかどうか——迎える前に、ご家族でじっくり話し合ってほしいという想いが込められています。 「変わらぬ愛情があれば、乗り越えられる」というメッセージは、保護活動の現場だからこそ伝えられる、重みのある言葉だと感じます。
※本記事は各種公開情報をもとに作成しました。最新情報は各団体の公式サイトよりご確認ください。