ひとりの保護活動から、全道規模の組織へ 認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会
公開日:2026/09/11 更新日:2026/09/17こんにちは、モコペットです。
今号は、北海道夕張郡長沼町を拠点に活動する
「認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会」さんをご紹介します。
HOKKAIDOしっぽの会の始まりは、2005年。
個人で保護活動をしていた方のもとに有志が集まり、任意団体として活動をスタートさせました。
周辺のボランティアの協力もあって活動は少しずつ広がり、2010年にNPO法人化。
2013年には北海道から認定を受け、認定NPO法人へとステップアップしています。
現在は、正社員6名・パート職員9名に加え、ボランティア約50名、NPO会員287名、そして継続的な寄付で活動を支える「足長会員」294名(2026年3月末現在)という、大きな組織へと成長しました。
理事や監事には弁護士や税理士、大学の動物医療センター関係者なども名を連ねており、活動の透明性と専門性を重視する体制が整えられています。
札幌市動物管理センターや道内の保健所に収容された犬猫、多頭飼育崩壊や動物虐待の現場、野犬・野良猫など、行き場を失った犬猫たちを引き取り、保護施設で適正に飼養しながら新しい飼い主を探すのが、活動の中心です。
団体が大切にしているのは、「保護して終わり」ではなく、その先にある根本的な解決です。
不幸な命をこれ以上増やさないために、保護した犬猫には健康状態に問題がない限り全頭に不妊・去勢手術を実施。
さらに、行政から譲渡された犬猫の飼い主や、飼い主のいない猫を保護する個人に対しても、手術費用の一部を助成する事業を行っています。
当会に来る犬猫の中には、殺処分寸前の環境にいた子、虐待やネグレクトを経験した子も少なくありません。
そのため、心に傷を抱え、環境の変化に時間がかかる子もいるといいます。
譲渡にあたっては、混合ワクチン接種、犬は狂犬病予防ワクチン・畜犬登録、フィラリア検査(猫はエイズ・白血病検査)、健康診断、マイクロチップ装着までを実施した上で、飼い主希望者との信頼関係づくりを重視。
人慣れしていない犬猫については、複数回の面会や散歩を通じて、時間をかけたマッチングが行われています。
譲渡条件には、原則55歳までという年齢の目安や、家庭訪問の実施なども含まれます。
これは、"二度と悲しい思いをさせないため"に、責任を持って終生飼育できる相手を見極めたいという、団体の強い姿勢の表れでもあります。できます。
HOKKAIDOしっぽの会が掲げるビジョンは、「人と動物が共生する幸せな社会」の実現です。
保護活動と並行して、関係機関への働きかけやホームページ・会報誌を通じた啓発活動にも力を入れ、社会全体の意識を変えていくことを目指しています。
活動の収支や事業内容もすべて公開しており、「活動の透明性」を大切にする姿勢は、設立当初から変わらない団体の基盤になっています。
※本記事は各種公開情報をもとに作成しました。最新情報は各団体の公式サイトよりご確認ください。