ようこそ 楽天市場へ

活版名刺コラム|第9回 なぜ文字だけの名刺は印象に残るのか

公開日:2026/06/09 更新日:2026/06/16
活版名刺をご注文いただくお客様の原稿を見ていると、 ロゴも写真も入れず、文字だけの名刺を選ばれる方がいらっしゃいます。 最初は「シンプルすぎるかな」と思うこともあります。 ところが出来上がってみると、不思議と印象に残ることがあります。 なぜだろう。 そう考えてみると、 文字だけの名刺は、 見る人の目線が迷わないのかもしれません。 名前に目が行く。 肩書きに目が行く。 そして、 その人自身に目が行く。 そうした名刺を選ばれる方から、 何年か後に再注文をいただくことがあります。 その時、 助教授が教授になっていたり、 弁護士が国際案件を扱うようになっていたり、 スタッフが増えて法人化されていたり。 もちろん名刺がそうした変化を生んだわけではありません。 けれど、 長く印刷の仕事をしていると、 ご自身が何者であるかを理解している人ほど、 名刺もまたシンプルになっていくような気がします。 文字だけの名刺になると、 人は文字そのものを見るようになります。 同じ名前でも、 書体が変わると受ける印象は大きく変わります。 次回は、 そんな「文字の力」について書いてみようと思います。