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活版名刺コラム|第7回 名刺は「説明」か「印象」か?

公開日:2026/05/21
今年の3月5日は、天赦日、一粒万倍日、寅の日、大安、が重なる 今年最も縁起の良い「最強開運日」 でした。 そんな最強開運日に、お店(ナイトラウンジ)をオープンされたお客様、若い女性オーナー様の、名刺について気になるひとことを紹介したいと思います。 今年のはじめ、彼女のお母様から 「長女がお店をオープンすることになったので、印刷物について相談にのって欲しい」 と連絡をいただきました。 お店のオープンというのは、本当に大変です。 物件の交渉から始まり、銀行口座の開設、融資の手続き、公的届出、内装工事、 業者選定、数え上げるときりがありません。 そんな中、印刷物に関する初回打ち合わせの際に、 オーナー様からはっきりした要望がありましたので、少し驚きました。 「シンプルであること、大人っぽくてすっきりしたもの、例えばこんな感じ」 と言われ、iPhoneでインスタグラムのイメージ写真が提示されました。 ダークブルーの用紙に白インクで印刷したシンプルな活版名刺でした。 「弊社が活版印刷をしていることは、多分ご存知ないはずなのに、引き寄せが働いたのかな?」「お若いのに、自分の好みを的確に伝える能力は素晴らしいな」 驚いた理由は、この2つでした。 何度かの打ち合わせを重ね、とても素敵なオープンのDMと名刺が出来上がりました。 ナイトブルーの少し素材感のある用紙に、銀インクで活版印刷で行いました。 オープンから、連日盛況とのご様子を、お母様からお聞きしました。 とても嬉しくなりました。 落ち着いた頃合いで、ふらりとお店に伺いました。  オーナー様  名刺、とっても好評です。  ただ、皆さん、見えにくい、とか、字が小さい、とかおっしゃるので、  変えようかな、って思ったりしたけど、変えません(笑)  だって名刺って、初対面の印象なので、  かっこいいね、って感じてもらえたら、  後から見返して連絡もらうものでもないですもん。  ………ですって。 まだオープンから2ヶ月ほどですが、新しいスタッフの名刺も作らせていただき、 オーナー様のけっこうな枚数の再注文もいただいております。 なるほどな、ご繁盛の訳もちょっと見えた気がしました。 「名刺は、印象。」 はっとさせられる言葉でした。 名刺は、説明するものではなく、 まず“印象を残すもの”なのかもしれません。