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【小物】グリップの選び方と交換時期

公開日:2026/09/18 更新日:2026/09/18
クラブを買ったときのまま、グリップを一度も替えていない。ゴルフを始めて一年、二年という方に聞くと、こう答える方がとても多いです。グリップは見た目が大きく変わらないため、傷んでいることに自分では気づきにくい部品です。けれども、体とクラブが触れているのはグリップだけですから、ここが滑るようになると、知らないうちに握る力が増えてスイングが乱れてしまいます。この記事では、グリップが傷んできたときのサイン、素材と太さの選び方、そして交換をどう進めればいいかを、初心者の方にもわかるように順番に整理します。難しい知識はいりません。読み終えたころには、自分のクラブを一度チェックしてみようという気持ちになっているはずです。

グリップとは何か

グリップとは、シャフト(=一言でいうとクラブの細長い棒の部分)に巻かれたゴムや樹脂のカバーのことです。役割は単純で、クラブが手からずれないように保つことにあります。スイングの最中、体とクラブが触れているのはこの部分だけですから、状態が悪くなると打つ精度が下がったり、必要以上に力が入ってしまったりします。新品のクラブを買った場合でもグリップは消耗品で、使う頻度にもよりますが一年から二年ほどで交換を考える時期がくるとされています。ラウンドの回数が少なく練習場が中心という方でも、二年から三年が目安です。練習の回数が少なくても、紫外線や汗、時間の経過でゴムは少しずつ硬くなっていきます。クラブ本体は大丈夫だから手入れはいらない、と思いがちですが、グリップだけは別の話だと覚えておいてください。

交換が必要なサイン

傷みは見た目と感覚の両方から判断できます。まず見た目です。表面がツルツルと光って見えたり、細かいひび割れが入っていたりしたら替えどきです。新品のグリップの表面には細かい凹凸がありますが、時間とともにゴムが硬くなり、この凹凸が失われていきます。指先でなぞってざらつきをほとんど感じなければ、すでに滑り止めの力はかなり落ちています。
次に感覚です。握っても、しっかり持てているという手応えが薄い。素手で握るとツルッとする。グローブをつけていてもフィット感が頼りない。こうした変化も交換のサインです。そしてもうひとつ、スイングのあとに手や腕が疲れやすくなった、ショットのばらつきが増えた、という変化にも注意してください。滑りやすいグリップを補おうとして、体が無意識に握る力を強めている可能性があります。最近ショットが安定しないと感じたとき、技術の問題だと決めつける前に、まずグリップを確かめてみる。これだけで解決することもあります。

グリップの種類と特徴

グリップは大きく三つの種類に分けられます。ひとつめはラバーグリップで、やわらかく手にやさしい握り心地が持ち味です。もっとも一般的なタイプで、練習量が多い方や初心者の方に向いています。ふたつめはコード入りグリップで、表面に繊維が織り込まれていて滑りにくいのが特徴です。汗をかきやすい方や、しっかりした手応えを求める方に選ばれています。みっつめはTPRグリップです。TPRとは熱可塑性ゴム(=一言でいうと熱で形を変えられるゴム)のことで、やわらかさと丈夫さを両立しながら手頃な価格帯におさまるのが利点です。費用を抑えたい初心者の方に向いています。最初の一本で迷ったら、ラバーかTPRを選んでおけば扱いに困ることはありません。

太さとサイズの選び方

グリップには太さの違いもあります。もっとも一般的な標準タイプ、手が大きめの方や力みを減らしたい方に向く中太タイプ、そして主にパター用として使われる太めのタイプです。自分に合う太さを確かめる方法は簡単で、実際に握ってみて、中指と薬指の先端が手のひらの親指の付け根あたりにわずかに触れる程度が標準のフィット感とされています。指先が手のひらにめり込むほど深く当たるなら、もう少し太いものが合うかもしれません。逆に、指先がまったく手のひらに触れないようなら細すぎる可能性があります。太すぎると手首が返りにくくなり、細すぎると握り込みすぎてしまう。どちらも力の伝わり方に影響しますので、迷ったらまず標準タイプから試してみてください。

バックラインの有無

商品ページを見ていると、バックライン有りとバックライン無しという表記が出てきます。バックラインとは、グリップの裏面に入った縦のふくらみのことです。有りを選ぶと握る向きが自然に決まるため、毎回同じところを握りやすくなります。いっぽうで、向きが固定される分だけ握り方の自由度は下がります。無しは断面が均一で、どの向きでも握れます。構え方をこれから固めていく段階の初心者の方には、まず無しから始めるのが標準的な選び方です。慣れてきて、毎回の握りが安定しないと感じたときに有りを試してみるとよいでしょう。左右の向きを間違えて取り付けると効果が出ませんので、有りを選ぶ場合は取り付けを任せると安心です。

交換の方法と費用の目安

交換には、店に頼む方法と自分で行う方法があります。店に頼む場合にかかるのは、グリップそのものの代金と、取り付けの手間賃である工賃です。工賃は一本ごとにかかるのが一般的ですので、十四本まとめて替えるとそれなりの金額になります。慣れた方が正確に取り付けてくれますので、初めての交換なら任せてしまうのが安心です。仕上がりまでに日数がかかることもありますから、ラウンドの予定から逆算して早めに持ち込んでください。自分で行う場合は工賃がかからない分、費用を抑えられます。必要なのは両面テープと交換液と呼ばれる溶剤、そして古いグリップを切るための刃物です。ただし作業には少し慣れがいりますので、最初の一本、二本は手順をよく確認してから始めるのが安全です。

おすすめのグリップ用品

ここからは、最初の交換で選びやすいグリップと交換用品を紹介します。まとめ買いできるセット商品なら、十四本を一度に揃えても割高になりにくく、全部のクラブで握り心地をそろえられます。同じ感覚で握れることは、思っている以上にスイングの安定につながります。自分で交換してみたい方は、交換液と両面テープがひとまとめになった用品を選ぶと、必要なものを買いそろえる手間がかかりません。楽天WG店では、初心者の方が選びやすいグリップと交換用品を取りそろえています。どれを選ぶか迷ったときは、まず握ってみて中指と薬指がわずかに手のひらに触れる太さかどうか、そして素材がラバーかTPRかを目安にしてみてください。

よくある質問

Q. グリップ交換は自分でもできますか? 工具があれば自分でも交換できます。ただし慣れが必要ですので、初めてならお店に頼むほうが確実です。Q. グリップを替えると何が変わりますか? スイング中のぶれが減り、力まずに自然に振れるようになったと感じる方が多いです。スコアより先に、振りやすさの変化として表れます。Q. サイズはどう選べばいいですか? 握ったときに中指と薬指の先端が手のひらにわずかに触れる程度が標準の目安です。迷ったら標準タイプから試してください。Q. 何本まとめて替えればいいですか? 全部の握り心地をそろえると感覚が安定します。まずはよく使う番手から順に替えていく方法もあります。