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【ルール】バンカーからの脱出法

公開日:2026/09/18 更新日:2026/09/18
コースでバンカーに入ってしまうと、多くの初心者の方が「どう打てばいいのか分からない」と固まってしまいます。足元の感じも、クラブの当たり方も、芝の上とはまったく違うからです。けれどもバンカーは、手順さえ知っていれば落ち着いて対処できる場所です。大切なのは遠くへ飛ばすことではなく、一回で外に出すこと。それだけを考えれば、打数はむしろ減っていきます。この記事では、バンカーがどんな場所なのかという話から、砂がむずかしい理由、構え方、砂ごとすくい上げる打ち方、知らないと打数が増えてしまう決まり、出るときのレーキがけのマナーまで、順番にわかりやすく解説します。楽天WG店(ワールドゴルフ)でも、ラウンドを支える用品を幅広く取りそろえています。

バンカーはどんな場所

バンカーとは、コースの中に作られた砂のくぼみのことです。ゴルフの規則では、池や川と並ぶ難所のひとつとして特別に扱われる場所で、フェアウェイの横や、グリーンのまわりに置かれていることが多く、初ラウンドで一度は入ると思っておいたほうが気が楽です。大きく分けると、グリーンのそばにあるガードバンカー、フェアウェイの脇にあるフェアウェイバンカー、そして壁が急で深いポットバンカーの三つがあります。初心者の方がいちばん出会いやすいのは、グリーンのそばのガードバンカーです。残りの距離は短いのに、砂が深くて出しにくいという場所ですので、この記事もそこからの脱出を中心に説明していきます。フェアウェイバンカーに入ったときも考え方は同じで、飛距離を欲張らず、まずグリーンの方向へ出すことを優先すると傷が浅くて済みます。

砂がむずかしい理由

芝の上と打ち方が変わる理由は、大きく二つあります。ひとつは砂の抵抗です。クラブの先が砂に入ると、芝のときとは比べものにならないくらい強い抵抗がかかります。ふだんと同じ感覚で軽く振ると、そこでクラブが止まってしまい、ボールはほとんど動きません。バンカーで球が出ないときの原因は、力の入れすぎではなく、むしろ振りが弱すぎることのほうが多いとされています。もうひとつは、ボールを直接ねらわないという点です。バンカーショットは、ボールの少し手前の砂にクラブを打ち込み、砂といっしょにボールを押し出す打ち方が基本になります。ボールに当てにいくのがふつうの感覚ですから、この一点だけは頭を切り替える必要があります。逆に言えば、この二つを知っているだけで、バンカーの印象はずいぶん変わります。

構えはオープンスタンス

構えから見ていきましょう。まずクラブの面を少し右に開きます。面を開くとクラブの底のふくらみが砂に当たりやすくなり、刃が砂に深く潜りすぎるのを防いでくれます。次に、体の向きを目標より少し左に向けます。これをオープンスタンスと呼びます(=一言でいうと、体を目標の左へ向けた構えのことです)。面を右に開いても、体が左を向いているので、球はねらった方向へ出ていきます。ボールの位置は、ふだんより少し左足寄りに置きます。体重はやや左足に乗せたままにしておくと、砂に入る位置が安定します。足元は砂の中ですべりますので、靴で砂を少し掘るようにして足を沈め、土台を作ってください。ただし、このときクラブの底を砂に触れさせてはいけません。理由はあとの節で説明します。

砂ごとすくい上げる

打ち方でいちばん大切なのは、どこへ向かってクラブを振り下ろすかです。ねらう場所はボールそのものではなく、ボールの手前およそ5センチから7センチの砂の面です。そこへ打ち込み、砂ごとボールをすくい上げる気持ちで振り抜きます。振り幅は、同じ距離を芝から打つときよりもかなり大きくとります。「こんなに振っていいのだろうか」と感じるくらいでちょうどよい、と言われるほどです。使うクラブはサンドウェッジが基本で、砂のために作られた形をしていますから、一本あると心強くなります。そしてもうひとつ、打ったあとにクラブを止めないこと。砂の抵抗に負けて途中でゆるむと、クラブが砂に埋まって球が残ります。振り終わりの形まで作りきるつもりで、最後まで振り抜いてください。練習場に砂の入った練習バンカーがあれば、まずボールを置かずに砂だけを打ってみると、感覚をつかみやすくなります。

やってはいけないルール

バンカーには、ほかの場所にはない決まりがあります。ひとつめは、打つ前にクラブの底を砂につけないことです。うっかり地面につけて構えると、ストロークプレーでは2打の罰が付きます。アドレスではクラブをわずかに浮かせたまま構えるのが正しい形です。ふたつめは、手やクラブで砂をならしたり、砂の硬さを確かめたりしないことです。打つ前に砂の様子を調べるのは認められていません。硬いか柔らかいかは、足を沈めたときの足裏の感覚だけで判断します。そして三つめは覚えておくと助かる決まりで、どうしても出られないときにはアンプレアブルを宣言できます(=一言でいうと、1打の罰を受けて別の場所から打ち直す方法です)。バンカーの中に置き直すか、2打の罰を受けてバンカーの外へ出すかを選べます。同伴の方を待たせすぎないための選択肢として、頭の片隅に置いておいてください。

出る前にレーキで均す

打ち終わったら、バンカーの入口に置いてあるレーキという熊手で、砂をならしてから外に出ます。自分の足跡やクラブの跡をそのままにしておくと、次にそこへ入った方が、くぼみの中から打つことになってしまいます。均し方にはちょっとしたコツがあります。入ってきた方向へ後ろ向きに戻りながら、自分の通った跡を順にならしていくときれいに仕上がります。打ち跡は深く残りますので、そこだけは少していねいに。砂の表面が平らになったら、レーキはバンカーの外の縁に置いておきます。中に置いたままにすると、次の方のボールが当たってしまうことがあるためです。慣れないうちは時間がかかりますが、この一手間を欠かさない方は、初心者でも一緒に回っていて気持ちのよいゴルファーだと思ってもらえます。

用品は楽天WG店で

バンカーが怖くなくなってくると、道具も気になってきます。楽天WG店では、砂から出すためのサンドウェッジをはじめ、クラブ、キャディバッグ、グローブ、ボール、ウェアといったラウンドに必要な用品を幅広く取りそろえています。バンカーの多いコースへ行く日は、砂で汚れた手やクラブを拭けるタオルを一枚多めに入れておくと快適です。グリップがすべると振り切れなくなりますので、手にしっかりなじむグローブを用意しておくのもおすすめです。手頃な価格帯のものから少しずつそろえていくのが、失敗の少ない進め方です。以下の商品一覧から、いま必要なものを探してみてください。

よくある質問

Q. クラブの底を砂につけると何打の罰になりますか? ストロークプレーでは2打の罰です。構えるときはクラブをわずかに浮かせたままにしてください。Q. 何回打っても出られないときはどうすればよいですか? アンプレアブルを宣言して、1打の罰を受けて打ち直す方法があります。バンカーの中に置き直すか、2打の罰でバンカーの外へ出すかを選べます。同伴の方を待たせないための判断として使ってかまいません。Q. どのクラブで打てばよいですか? 砂のために作られたサンドウェッジが基本です。持っていない場合は、手持ちの中でいちばん面が寝ているクラブを選び、振り幅を大きくとって打ってください。Q. レーキはいつ使いますか? 打ち終えてバンカーから出る前に使います。入ってきた方向へ戻りながら足跡と打ち跡をならし、レーキはバンカーの外の縁に置いておきます。