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産後のからだの不調 育児動作・姿勢に注意

公開日:2026/01/05 更新日:2026/01/08

産後のからだの不調 育児動作・姿勢に注意

赤ちゃんが生まれたら24時間待ったなしの育児が始まります。授乳、おむつ替え、抱っこ、あやし、お風呂など、休む暇がありません。この育児に伴う動作や姿勢が体の不調や痛みに繋がっています。慢性化すると、日常生活や育児に支障をきたしますので、早い時期から適切な動作や姿勢に注意し、不調や痛みを予防しましょう。 1.授乳姿勢 適切な授乳姿勢は、母親の乳頭トラブルを予防・軽減し、母子共に快適に授乳できる必要があります。母児の体が向き合い、肌と肌が密着している。赤ちゃんの新生児の頭と身体がねじれずに、乳房の方を向いている。赤ちゃんの下あごが乳房につき、赤ちゃんの鼻と乳頭が向き合っている。赤ちゃんの頭やお尻だけでなく、体を腕全体で支えられていることが必要です。 母親は赤ちゃんの口に乳房を近づけようと必死で、背中を過度に丸めた前かがみ、仙骨座り、横座りなどで授乳している様子を見かけます。これでは、首や背、腰の筋が緊張し、肩こり、背部痛、腰痛を起こします。赤ちゃんの頭を手だけで支えていると手首痛を起こします。授乳クッションなどを活用し、背筋を伸ばした左右対称の姿勢、坐骨で座ることを意識しましょう。 2.おむつ替え おむつを替えるときに、深いうつむき姿勢で行うと、首や背、腰の痛みを起こします。低い位置でお尻を持ち上げる動作も手や手首への負担が大きくなります。 ベビーベッドやおむつ交換台など高さを利用すると、うつむき姿勢や無理なお尻の引き上げを回避することができます。 3.素手抱っこ 赤ちゃんを抱く位置が低く、前かがみになったり、腰を反らしたり、肩を一方に傾けたりして抱いている方が多いようです。素手で抱っこする場合は、母親の胸の位置で、背筋を伸ばして抱っこしましょう。この時、手ではなく、腕全体で赤ちゃんを密着させるように抱くと軽く感じます。特に、腕だけで抱き上げたり、同じ抱き方ばかり抱き続けたりしていると、痛みが悪化します。抱っこの姿勢に気をつけることで、上半身や手・手首・肘などの痛みを予防・軽減することができます。
4.抱っこ紐 ある調査によると抱っこ紐の利用率は8割を超えるそうです。抱っこ紐のメリットは、両手が自由になり、移動の際に便利だということがあります。最近では、パパの抱っこ紐の着用率も増えているようです。 抱っこ紐の使用では、メーカーの説明書を読まずに着用されている方がいます。不適切な使用例としては、肩ひもや腰のベルトが緩く、赤ちゃんが低い位置に抱っこされている。赤ちゃんが、手足をだらりと下げていたり、バタバタと動いたりしている。抱っこする人が反り腰になっている等です。また、説明書を読み、使用方法をわかっていても、抱っこ紐をパパと共有し、調整をしないまま使っている人もいます。このような使い方を続けていると、肩こり、腰痛を軽減するどころか、さらに痛めてしまいます。せっかく購入した抱っこ紐、説明書を読み適切に使いましょう。

まとめ

赤ちゃんとの生活を楽しむためにも、育児動作や姿勢に注意してください。最初は、ちょっとしたことかもしれませんが、長期化すると育児が辛くなります。育児動作や姿勢が悪くても、なかなか自分では気づきません。また、うつむき姿勢(育児動作ではうつむき姿勢になりやすい)が続くと首や肩の筋に負担がかかり、自律神経失調症を引き起こします。うつむき姿勢と抑うつの関連も示唆されています。育児を楽しむためにも、入院中、産後健診、産後ケア、子育てセンターなどで、育児姿勢や動作について相談してみませんか。
更新日:10/11(10/04〜10/10集計)