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【レシピ】トウモロコシご飯|料理メモ×にっぽん津々浦々

公開日:2026/06/29 更新日:2026/09/01
ミーン、ミーン―― 賑やかな蝉時雨が響きはじめ、いよいよ夏本番を迎える時期。 たっぷり汗をかいて帰宅した夕暮れ時…… 体が自然と「美味しい塩気」を欲していること、ありませんか? そんな夏の食卓を、パッと太陽が昇ったように明るく元気にしてくれるのが…… 旬の恵みを丸ごと炊き込む「トウモロコシご飯」です。 「でも、お家で作るとなんだか味がぼやけて、一味足りない気がする……」 「お米の甘さとトウモロコシの甘さが、お口の中でバラバラになっちゃう……」 そんな風に、シンプルな料理だからこそ難しさを感じてしまいます。 ――実は、いつものおうちご飯をご馳走に変えてしまう、プロの美しい魔法があったんです。 美味しさの秘密は、丁寧にとったカツオ出汁と…… 一緒に炊き込む「トウモロコシの芯」から溢れる濃厚な旨みと…… そして何より、それらの贅沢なエッセンスを結びつける たった「小さじ1/2の塩」の存在です!
想像してみてください。 昔、スイカに塩をほんの少し振ったとき……その甘さにハッとした記憶はありませんか? この小さじ1/2のお塩は、決してご飯を「しょっぱくするもの」ではありません。 出汁の深み、お米の香ばしさ、そして旬のトウモロコシの圧倒的な甘み…… それぞれの個性をそっと引き立てながら、一つの美しいメロディへとまとめ上げる 「味の指揮者」なんです! 炊飯器のスイッチが切れて、フタをそっと開けた瞬間―― モワッと視界が真っ白になるほどの湯気とともに、カツオとトウモロコシの甘く芳醇な香りがキッチンいっぱいに広がります。 湯気の向こうに現れるのは…… まるで宝石のようにキラキラと黄金色に輝く粒たち! 底からふんわりと空気を含ませるように混ぜて、お茶碗によそい、ひとくち頬張れば……
先に真水でたっぷり潤わせておいたお米は、ふっくら自立! そこへトウモロコシのみずみずしい果汁感が、プチッ、ジュワッ! お米の表面を薄くコーティングしたまろやかな塩気が、噛むたびに素材の甘みをこれでもかと引き立て、お口の中で最高のハーモニーを奏でます。 仕上げに散らした細ネギのシャキッとした清涼感も相まって、お箸を持つ手がどうしても止まらなくなってしまいます。 主役の輝きをどこまでも支える、「名脇役」のお塩! 調味料が極限までシンプルだからこそ、海のミネラルを優しく抱き込んだ まろやかな「自然塩」に少しだけこだわってみませんか? 「今日のご飯、すごく美味しいね!」 そんな笑顔と、とっておきのお塩を選ぶ楽しみが、夏の何気ない日常をきっと宝物のように満たしてくれるはずです。
朝日新聞『料理メモ』より、お塩のタクトで旬の甘さを極限まで呼び覚ます、夏の贅沢な炊き込みご飯をご紹介します。

トウモロコシご飯

主な材料(4人前)

・米2合 ・トウモロコシ1/2本(粒100g) ・カツオ削り節8g ・細ネギ2本

作り方

1.米は洗って、ざるにあげて水気を切り、炊飯器に入れます 2.水200mlを加えて30分おきます 3.だし汁は、鍋に水300mlを煮立て、削り節を入れたら弱火にして、2分煮てこします 4.トウモロコシは粒を包丁で切り離し、ほぐします 5.細ネギは小口切りにします 6.炊飯器の2合の目盛りまで、だし汁を加えます 7.足りなければ水を加えます 8.塩小さじ1/2、しょうゆ小さじ1を入れて混ぜます 9.トウモロコシの芯と粒を米に載せたら、すぐスイッチを入れます 10.炊き方が選べるなら、早炊きで炊きます 11.炊き上がったら芯を取り出し、底からほぐすように混ぜ、茶わんによそい、細ネギを散らします 12.水を含ませてからだし汁を加えて炊くと、だしの風味がきいた、ふっくらとした炊きあがりになります
レシピ提供:朝日新聞 料理メモ 2024年7月31日掲載 「トウモロコシご飯」から

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