タイ料理の爽やかな香りを語るうえで欠かせないのが レモングラス(タクライ)。
ハーブとして世界中で使われていますが、タイ料理では特に重要な役割をもち、スープ・カレー・炒め物まで幅広く活躍します。今回は、レモングラスの香りの特徴と、家庭での上手な使い方をご紹介します。
レモングラスは、レモンのような爽やかな香りをもつイネ科のハーブ。
タイ語では 「タクライ」 と呼ばれ、トムヤムクンやグリーンカレーなどの定番料理に欠かせない食材です。香り付けが目的のため、そのまま食べず取り除くことが多いのも特徴。
レモングラスの魅力は、レモンの爽やかさと青々しいハーブ感が合わさった香り。
料理に加えると、
●すっきりした後味
●食材の臭み消し
●全体の風味の引き締め
といった効果をもたらし、特にシーフードとの相性が抜群です。
【叩いて香りを引き出す】
根元の固い部分を包丁の背で軽く叩くと香りが立ちやすくなります。
スープ・煮込み料理に入れる際は、叩いたタクライをそのまま鍋へ。煮込むほど香りが移ります。
【細くスライスして炒め物に】
香りをしっかり感じたい場合は、やわらかい部分を薄切りにして炒め物へ。
ガイヤーン(タイ風焼き鳥)の下味に混ぜても、爽やかな香りがグッと引き立ちます。
【みじん切りで香味ペーストに】
唐辛子・にんにく・生姜と合わせてペーストにすると、タイ南部料理のようなパンチのある風味に。
カレーや炒め物のベースとしても優秀です。
フレッシュの場合は、乾燥を防ぐため新聞紙 or キッチンペーパーに包んで冷蔵へ。
長期保存したい場合は、カットして冷凍すると香りが保持され、すぐに使えて便利です。
レモングラス(タクライ)は、タイ料理の爽やかさを決める重要なハーブ。香りを引き出すためには「叩く・薄切り・ペースト化」など料理に合わせて使い方を変えるのがポイントです。スープにも、炒め物にも、下味にも万能なハーブなので、ぜひ日常の料理にも取り入れてみてください。