ーこの記事を書いた人
こんにちは。山形elabで山形県内の果物の集荷を担当しているムックです。
生産者さんの畑を回り、実際に果実を見て、触れて、状態を確かめながら出荷に関わっています。
山形は、果物や米をはじめ、自然の恵みに支えられた農業県です。
一方で、生産者の高齢化や担い手不足、天候の影響を受けやすい環境など、全国と同じような課題も抱えています。
長年続いてきた農業の形が、これから先もそのまま続くとは限りません。
「どうすれば、山形の農業を無理なく続けていけるのか」
この問いは、生産者だけでなく、私たち流通や販売に関わる側にも向けられていると感じています。
山形elabがECに取り組んでいるのは、単に販路を増やすためではありません。
ECには、農産物の“背景”まで一緒に届けられる力があると考えています。
どんな土地で育ったのか
どんな人が、どんな思いで作っているのか
その年の天候が、作物にどんな影響を与えたのか
こうした情報は、従来の売り場では伝えきれないことが多くありました。
ECを通じて発信することで、商品だけでなく、その向こう側にある農業の姿を知っていただけると考えています。
また、ECでの販売は、需要の動きが見えやすい点も特徴です。
「どんな商品が、どんなタイミングで選ばれているのか」という情報は、今後のものづくりや提案の質を高めるヒントになります。
私たちが目指しているのは、ただ商品をお届けすることではありません。
山形の農業と、お客さまをゆるやかにつなぐ役割を果たすことです。
ECを通じて農産物を選ぶことは、山形の農業を知ることでもあります。
一度きりの買い物ではなく、「またこの人から買いたい」「今年の出来はどうだろう」と思っていただける関係が生まれれば、それは農業の継続につながっていきます。
生産者、私たち、そしてお客さま。
それぞれの立場は違っても、同じ「食」を通じて関わり合うことで、農業の未来は少しずつ形づくられていくのではないでしょうか。
山形elabは、山形の農業を“特別なもの”としてではなく、日々の暮らしに寄り添う存在としてお届けしたいと考えています。
ECは、そのための手段のひとつです。
商品を選ぶ時間が、山形の風土や農業に思いを巡らせるきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。
これからも山形elabは、農業の今と向き合いながら、
「つくる」と「届ける」を丁寧につなぐ役割を続けていきます。