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【ニットのお手入れ】ブラッシングについて

公開日:2026/03/03 更新日:2026/04/03
あたたかなセーターが いちばん活躍しているこの季節。 つい手に取る機会も増えてきます。 毎日のように着ていると 「表面が少しふわっとしてきた」 「毛玉が出てきたかも」 と感じることがあるかもしれません。 今回はニットを長く着るための 基本的なお手入れとして ブラッシングについてご紹介します。

■ なぜブラッシングが必要?

毛玉が気になると つい「取る」ことに目が向きがちですが 実は毛玉になる前にできるお手入れがあります。 それが、着用後のブラッシングです。 着用後のニットには ホコリ、花粉、汚れ、毛、他の繊維 などが付着しています。 それらのホコリや繊維の絡みは、放っておくと毛玉の原因になります。 日常的にブラッシングすることで 繊維に入り込んだ汚れが取り除かれ 絡まった繊維がときほぐされて 毛玉の発生を抑えることができます。 ブラッシング後はニット表面の毛並みが整い 美しい風合いを取り戻します。

■ ブラッシングのタイミング

ニットを脱いだらすぐにしまわず まずは少し休ませてあげましょう。 熱気や湿気が抜けたタイミングで 軽くブラッシングするのがおすすめです。 一日着て動いたあとのニットは 目に見えなくても繊維が乱れています。 その日のうちに軽く整えてあげることで 次に着るときの表情が変わります。

■ ブラッシングのやり方

ブラッシングには馬毛などの天然毛を使用した やわらかい洋服ブラシを使いましょう。 ※最初は目立たない部分で 軽く試してみるのがおすすめです。
脇の下、袖の内側、シートベルトや バッグが当たる場所は摩擦が多く 毛玉が発生しやすい箇所なので 念入りにブラシをかけてあげましょう。 ゴシゴシこすらず やさしく行うことがポイントです。 糸の太さや編地の種類によって 適した力加減は異なるので ニットの表情を見ながら調整してみてください。

■ビフォーアフター

ここで1つ、スタッフの私物をご覧ください。 公開するのに少し勇気がいりましたが たくさん着たリアルな状態をお見せします。 入社して間もないころ ずっと憧れていたカシミヤ100%ロングカーディガン を思い切って購入しました。 嬉しくてお気に入りで連続して着ることもありました。 特別なお手入れもせず とにかく着まくった結果が、こちらです。 ▼ ▼ ▼
今見ると、少し衝撃的ですね(笑) 当時はカシミヤニット初心者で お手入れの重要性を十分に理解しておらず 気づけばこのように毛玉だらけになってしまいました。 丁寧にブラッシングをすると 右のような状態まで整えることができます。 毛玉ができてからではなく できる前の日々のケアが大切だと実感しました。 高いニットだからといって 毛玉ができないわけではありません。 素材によって毛玉のできやすさは異なりますが 着方や日々のお手入れによって 見た目の差が大きく出るのも事実です。

■さいごに

毛玉や毛羽立ちは たくさん着ていただいた証でもあります。 カシミヤのような天然素材は 毛玉になりやすい一方で、やわらかい分、 日々のお手入れで整えやすい素材です。 日々のブラッシングを習慣にすることで お気に入りのニットを より永く楽しんでいただけたら嬉しいです。 次回は、毛玉ができる仕組みについて もう少し詳しくご紹介します。 「なぜできるのか」を知ることで お手入れもぐっと楽になります。

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