ようこそ 楽天市場へ

中国製品について2

公開日:2025/04/07 更新日:2025/05/20

LEAD&CADMIUM

何故、鉛やカドミウムの溶出検査を行うのか?もちろん、誤って取り込めば人体に蓄積され甚大な健康障害を引き起こすため、通常、「鉛毒検査」と言い、酸に弱い鉛を酸による浸出溶液にて検査を行うとのことです。こう書くとなんだか物凄い液体を使うのかと思いますが、検査機関によると濃度4%の酸(「お酢」…そうなんです食酢です)に浸すまたは、食器に入れるなどして12時間・24時間の経過から調査することです。これにより厚生省の定める基準値を超える濃度が検出されると、その製品は問題アリとなります。                     お酢を使うのには、食器の場合もっとも身近な酸がお酢であり、料理や調味料としてだけではなく健康のために、お酢を原液のまま飲用する消費者の方も大勢いらっしゃいます。 そこで、お酢を使用して検査をします。(お酢も結構強力なんですね!)
陶製品で問題になる 鉛(鉛毒)・カドミウムについて

なぜ鉛(鉛毒)・カドミウムが溶出するのか

1 ~磁器の生産工程を踏まえて~

当社取扱い商品を基準に進めさせていただきますが、磁器製品全般につながります。磁器は、様々な過程を経て製品になるのですがその工程は以下のようになります。
工程の中の*1、*2、*3がポイントとなります。 次の項目で詳しく見ていきましょう。

-*1素焼きについて

素焼きは、約800℃ほどの窯で一旦焼き締めます。 素焼きの前の工程で普通に乾燥を行いますが、中国では素焼きの工程を踏まずこの段階でガラス質の釉薬を施し、本焼成に入るところも数年前までは多く、現在もあるそうです(膨大な軒数の窯がありますので、どの程度なのかを掌握することは難しいのですが…)。
当社取扱い製品の窯(メーカー)は、素焼きの工程を踏んでいます。…と、言うより限りなく、国産品に劣らない製品を輸入するために、国内メーカーと同じ工程を踏んでいるメーカーを選んで生産をしています。素焼きの工程が無ければそれだけ手間が省けるので、これは価格に返ってきますが、コストが削減される分、安価になります。鉛毒問題に関係することではありませんが、陶土に含まれる水分が十分に抜けないため、変形の原因や完成品の場合、大変重いものとなるようです。"こだわり"とまではいきませんが、後述しますがこれはすべての面において大切なことだと考えています。

ー*2ガラス質の透明釉を施すについて

磁器は、素地自体が石を粉砕した硬くて密度の高いものですが、完成品のあの光沢のあるツルツルとした滑らかな表面は、ガラス質の釉薬をかけることで生まれます。コーティングをする為、何かが染み込むことも溶け出すこともないのです。ここでポイントなのは、そのガラス釉は融点を下げるために鉛を含むそうです。「ここで鉛毒問題に?」と思われるかも知れませんが、これは、次の本焼成で解決します。

ー*3本焼成について

1300℃以上(~1400℃)の高温の窯で焼成します(ちなみに当店取扱い製品は1380℃前後で焼成されています) 1300℃…大変高い温度です。 これだけの温度で焼成することで、より硬く焼き締められ何割か収縮します。 この時、*2のガラス釉に含まれる鉛は飛散する割合もあるようですが、ほとんどが、磁器本体に吸収され密度の高い陶石にガッチリ捕まり、硬化してしまうそうです。
そして、表面はガラス状の細かな粒子で塗り固められていることになりますので、表面へ溶け出すことなく、非常に硬く、吸水性がない大変優れたものへと変化します。これだけの高温で焼成できるのは、原料の粒子が極めて細かく密度が高いためで、薄いものも作ることが可能なのです。※ガラス質に含まれる鉛は1000℃以上での焼成が必要になるとのことです。