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美容家・寺長根愛のお役立ちメイクコラム【メイクとお顔と髪型の関係】

公開日:2026/09/25 更新日:2026/09/25

髪型が完成してメイクは完成する

ちょうど先日、成人式のメイク業務に入ってくださるメイクさんを対象に、成人式メイク講習を行いました。 成人式の際は、メイクさんとヘアさんとがペアになって、メイクとヘアを同時に仕上げていくのですが、その時にこんな話をしました。 「メイクとヘアの担当が別々になるので、お互いにどんな仕上がりになるのかを確認しながら、進めていく必要がありますよ」と。 特にメイクさんが気にしなければならないのが、前髪はおろすのか上げるのか、顔周りの毛は残すのか残さないのか。 これによって見える顔の面積が大きく変わるので、それを意識してメイクを仕上げる必要がある、というお話しをしました。

メイクは髪型を整えて「完成」

きっと皆さんも、メイクをする時は前髪を上げて、顔全体がちゃんと見える状態にしていることと思いますが、その後、前髪をおろす、フェイスラインの髪を巻く、伸ばすなど、顔周りの髪型を整えて「完成」ですよね。 メイクが絵画だとしたら、ヘアスタイルはその絵画を囲う額縁のようなもの。 どんな額縁で囲うのかによって、絵画の見え方が変わってくるというのはなんとなく想像つくかと思います。 メイクをかっこいい感じにしたら、ヘアもすっきりかっこよくとか、メイクを可愛い感じにしたら、ヘアもフワフワに、とか、イメージを統一させることももちろん大事です。 しかし、今回はそれだけではなく、「顔分析」という目線で大切なポイントをお伝えしていきます。 大事なポイントは大きく分けると2つです。

前髪の有無で頬の縦幅の見え方が変わる

よく「私は面長だから前髪を下ろしてるんです」と仰る方も少なくありません。 頬だけでなく、顔全体の縦幅をカバーするという視点で考えれば、確かに前髪を下ろすことで顔全体の縦幅を短く見せることができます。 しかし、頬の縦幅はカバーされないので、お顔立ちによっては、逆に頬の縦幅が強調されてしまって、面長感が強調されてしまうこともあります。 なので、一律、面長だから前髪をおろした方がいいというわけではなく、どのパーツが面長感を出しているのかを見極めた上で、前髪をおろすかどうかを決めると良いでしょう。 額の広さが面長感を出しているなら、前髪をおろすのは効果的です。 しかし、額が狭く、頬の長さが面長感を出している場合は、前髪は上げてしまった方が、逆に面長感が軽減されるケースが多いです。 ただ、額が狭くて頬の長さがあっても前髪は下ろしたい!という場合は、前髪の分量を増やし、頭頂部のあたりから前髪を作ってしまえば、額の狭さをカバーできるので、そのように工夫するのもアリです。 とは言っても、面長タイプのお顔立ちというのは、大人っぽい、知的、かっこいいという素敵な印象を纏うお顔立ちなので、カバーするべき点というわけではありません。 日によって、気分によって、可愛らしい・幼い・キュートな印象に仕上げたい時には、面長感が軽減されるヘアスタイル、メイクを意識すると良いかと思います。 特に今は、中顔面短縮メイクがトレンドではあるので、そのトレンドを楽しんでみるのもアリです。

サイド毛の有無によって目の距離が変わる

よく「小顔に見せたいから、顔の横の毛は残しておきたい」と仰る方も少なくありません。 サイドの毛を残すことで、顔全体の面積がカバーされるので、確かに小顔効果は高いと言えます。 しかし、それをすることで影響を及ぼすのが、左右の目の距離が広く見えるということ。 つまり、離れ目に見えがち、ということなんです。 もともと左右の目が近い方や、特に近くも広くもないという方にとっては、さほどの影響ではないのですが、もともと離れ目タイプの方がこれをすると、より離れ目感が強調されるので、注意です。 離れ目であることは、色っぽい印象、女性らしい印象、穏やかな印象が付きやすいので、それはそれで素敵。 しかし、そうではなく、若々しい健康的な、アクティブなイメージになりたい場合は、サイドの髪を残さない方がより効果的です。 それでもサイドの髪の毛を残したい!という場合は、メイクで離れ目をしっかりカバーしていきましょう。 ノーズシャドウをきちんと入れたり、目頭切開ラインを引いたり、チークを顔の中心に入れる(鼻の近くに)することで、目が中心に寄って見えます。

髪型とメイクは切っても切れない関係

いかがでしょうか。 メイクというのは、あくまでも顔周りの髪の毛がどうお顔を包むのか、はたまた包まないのか、それも含めてようやく完成、ですよね。 ちなみに、私はお客様のメイクとヘアを両方仕上げる時、リップ以外のメイクを全て仕上げておいて、それからヘアを整え、最後の最後にリップを塗る、という手順で行うことが多いです。 「紅をさす」という言葉あるくらい、口紅を塗った瞬間に「仕上がったーーー!!」感が出るので、それを最後の最後に取っておくという理由もあるのですが、ある程度のメイクを仕上げ、ヘアを整えていると、最初に予定していた口紅の色ではなく、こっちの方がいいかも…と、予定変更することも結構あるんですよね。 そのくらい、ヘアスタイルというのはメイクに大きな影響を与えるということ。 このメイク手順、ぜひ皆さんも真似してみてくださいね!
更新日:10/09(10/02〜10/08集計)