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『節分』~立春の前日の厄払い(二十四節気と雑節)

公開日:2025/12/11 更新日:2026/01/16
立春は二十四節気(にじゅうしせっき)の最初の節気 2月4日頃「春が始まる日」です そういえば 節句という言葉もありましたね 節気と節句と節分 どういう違いなの?

【節分と節句】

【節分】 季節の変わり目に災いを払う日 「節」は季節「分」は分ける もともとは 立春・立夏・立秋・立冬の前日がすべて節分でした 現代では 「立春の前日」(2月2日または3日ごろ)を指します 立春は「新しい年の始まり」と考えられていたため その前日に厄や災いを追い払うのです 【節句】 季節の節目に成長や健康を祝う日(奇数月の同じ奇数日) 江戸時代に 幕府が5つの節句を公的行事の日と定めました ・人日(じんじつ) 1月7日 七草がゆ (1月1日が本来の節句ですが 別格とされています 代わりに1月7日が節句として取り入れられたのです) ・上巳(じょうし) 3月3日 ひな祭り ・端午(たんご) 5月5日 こどもの日 ・七夕(しちせき) 7月7日 七夕 ・重陽(ちょうよう) 9月9日 菊の節句

【節分の風習】

【豆まき】 節分で最も有名な風習 「鬼は外 福は内」と唱えながら豆をまく 鬼=病気・災い・不運の象徴 豆には「魔(ま)を滅(め)する=魔滅(まめ)」という意味が込められています 豆まきの後に 自分の年齢+1個の豆を食べると健康に過ごせる 【恵方巻(えほうまき)】 もともとは関西地方の習慣でした その年の「恵方(縁起の良い方角)」を向いて食べる 無言で一本丸ごと食べる 福が逃げないようにするため

【節分はいつから?】

・古代中国の「追儺(ついな)」 という鬼を追い払う儀式がありました 年の終わりに行う 厄払いの宮中行事で 鬼や悪霊を追い払って 新年を清める 仮面をつけた人が鬼を追い回す ・奈良時代(8世紀) 中国の追儺が宮中行事として日本に伝わる ・平安時代 大晦日に 宮中で追儺の儀 が行われる 陰陽道の影響を受け  鬼=災厄・疫病・不吉なもの と考えられるようになる ・中世(室町時代ごろ) 豆をまいて鬼を追い払う風習が登場 穀物には霊力があると信じられていたから この頃から 「鬼は外、福は内」と唱えて 家の中や玄関で豆をまくという形が定着していきます ・江戸時代 江戸時代になると 各家庭で豆まきをするようになる 寺社でも節分会(せつぶんえ)が行われる この時代に 現在の節分の原型が完成しました ・明治時代以降 太陽暦(西暦)の採用により節分は 2月初旬に固定 宮中行事としての追儺は消え 家庭行事として残る ・現代 恵方(えほう)とは その年の福徳を司る神様「歳徳神(としとくじん)」がいらっしゃる方角 豆まきに加えて 恵方巻が関西から全国的に広まりました

【二十四節気】

二十四節気(にじゅうしせっき)は 立春・春分・夏至・冬至など古来から季節を表す言葉です 1年を春夏秋冬の4つの季節に分け さらにそれぞれを6つに分けたもので「節(せつ)または節気(せっき)」と「気(中(ちゅう)または中気(ちゅうき)」が交互にあります
・春 立春(りっしゅん) 1月節 2月4日頃 雨水(うすい) 1月中 2月19日頃 啓蟄(けいちつ) 2月節 3月5日頃 春分(しゅんぶん) 2月中 3月21日頃 清明(せいめい) 3月節 4月5日頃 穀雨(こくう) 3月中 4月20日頃 ・夏 立夏(りっか) 4月節 5月5日頃 小満(しょうまん) 4月中 5月21日頃 芒種(ぼうしゅ) 5月節 6月6日頃 夏至(げし) 5月中 6月21日頃 小暑(しょうしょ) 6月節 7月7日頃 大暑(たいしょ) 6月中 7月23日頃 ・秋 立秋(りっしゅう) 7月節 8月8日頃 処暑(しょしょ) 7月中 8月23日頃 白露(はくろ) 8月節 9月8日頃 秋分(しゅうぶん) 8月中 9月23日頃 寒露(かんろ) 9月節 10月8日頃 霜降(そうこう) 9月中 10月24日頃 ・冬 立冬(りっとう) 10月節 11月7日頃 小雪(しょうせつ) 10月中 11月22日頃 大雪(たいせつ) 11月節 12月7日頃 冬至(とうじ) 11月中 12月21日頃 小寒(しょうかん) 12月節 1月5日頃 大寒(だいかん) 12月中 1月21日頃

【雑節(ざっせつ)】

・社日(しゃにち) 春分・秋分に最も近い戊(つちのえ)の日 1年に2回春には豊年 秋には成熟を祝う ・節分(せつぶん) 元は四季にあったが 春だけ残っている 立春の前日の邪気を払う行事 ・彼岸(ひがん) 春分と秋分の前後の3日ずつの計7日のこと 初日:彼岸の入り 当日:中日(ちゅうにち)終日:明け ・土用(どよう) 立春・立夏・立秋・立冬の前18日間 この期間は土公神(どくじん)が支配するといわれ 土を犯すことは忌むべきこととされた ・八十八夜(はちじゅうはちや) 立春から数えて88日目をいい 種まきの目安の日 ・入梅(にゅうばい) 二十四節気のうち芒種の後の壬(みずのえ)の日 梅雨はそれから31日間とされる ・半夏生(はんげしょう) 天より毒気を下す日 夏至より10日後とされる ・二百十日(にひゃくとおか) 立春から数えて210日目の日 暴風雨があるとされる ・二百ニ十日(にひゃくはつか) 立春から数えて220日目の日 二百十日と同じ意味
わたしたちの暮らしは 季節とともにあったのですね