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『お月見』(中秋の名月)~旧暦と新暦について

公開日:2025/08/12 更新日:2026/09/15

【お月見】の文化

日本神話には 夜の世界を司る月の神様「月読命(ツクヨミ)」がいました 月を見る慣習は縄文時代からあったといわれています 農耕に影響を与える 月の満ち欠けを暦(こよみ)にしたのは飛鳥時代のころ 平安時代には  貴族の間で お酒の杯に映した満月を眺めたり 月の和歌を詠んだり 娯楽としてお月見をするようになりました 下って江戸時代 「お月見」は庶民にも広まり 月見団子を供えて 秋の収穫祭として 祝い楽しんだようです

【中秋】

「中秋(ちゅうしゅう)」とは 7・8・9月のちょうど真ん中にあたる旧暦8月15日を指します 新暦では9月7日~10月8日の頃にあたります 新月から満月になる周期は 実際は13.9日〜15.6日と幅があるため 中秋がいつも満月になるとは限りません 明治時代に暦が新暦に変わってから 季節の行事が わかりにくいものになりました まず 旧暦と新暦をざっくりと理解しましょう

【旧暦と新暦の違い】

【旧暦 <太陰太陽暦>】 月の満ち欠け(太陰)と太陽の動き(太陽)の両方を考慮に入れた暦 月の満ち欠け29~30日をひと月とみます 太陽周期との誤差は閏月(うるうづき)で調整 そのため3年に一度 1年は13か月ありました 中国より伝わったとされる旧暦は 太陽暦に改暦されるまで使われていました 日本の気候風土や農事中心の生活と相性がよかったのです 【新暦 <太陽暦>(グレゴリオ暦)】 地球が太陽の周りをまわる周期を基準 1周365.2425日あるので通年365日とし 誤差は閏年(うるうどし)366日にして調整 およそ4年に一度 2月に1日を足して29日にします 【陰暦<太陰暦>】 月の満ち欠けのみを基にした暦 1年は12か月約354日 各月は新月から次の新月までを1か月とします イスラム暦などがあります

【今日は旧暦の何日か?】

国立天文台は 「今日は旧暦の何日か?」の問い合わせには はっきりとした答えができない といっています 旧暦では同じ日付であっても それを現在の暦での日付に換算すると年ごとに違う日付になります 例えば・・・  旧暦 明治3年1月1日は→新暦2月1日  旧暦 明治4年1月1日は→新暦2月19日 しかし 旧暦のときの習慣は 私たちの生活の中で生きています 「中秋の名月」は旧暦の8月15日の夜の月のこと 「七夕」も旧暦の7月7日(新暦で8月15日頃)におこなっていたものです

【お月見の旧暦を新暦になおしてみると】

<三月見(さんつきみ)> 🌕中秋の名月【十五夜 旧暦8月15日】 → 新暦9月中旬~10月上旬あたり 今年の豊作を祈願する日 稲穂またはススキを飾り芋を供えます「芋名月」 新暦では・・・ 2027年9月15日 2026年9月25日 🌕後の月【十三夜 旧暦9月13日】 → 新暦10月~11月初旬あたり 収穫に感謝する日 お米の粉で作った団子 豆や栗など採れた作物を供えます「豆名月」「栗名月」 新暦では・・・ 2027年10月12日 2026年10月23日 🌓【十日夜(とうかんや) 旧暦10月10日】→ 新暦11月あたり 餅などを供えて来年の豊穣を祈願する日 稲刈りがすべて終わり 田んぼの神様が山に帰るといわれています 新暦では・・・ 2027年11月7日 2026年11月18日
江戸時代  十五夜と十三夜のどちらか片方しか月を見ないのは 「片見月」といわれていました 昔の人は両方の月を眺めていたのですね
童謡『証城寺の狸囃子』 しょう しょう しょうじょうじ しょうじょうじのにわは つ つ つきよだ みんなでて こいこいこい おいらのともだちゃ ぽんぽこぽんのぽん 作詞 野口雨情 作曲 中山晋平
これからも 粋な風習を忘れないでいたいですね♪
※歴史や文化などは諸説あります