ようこそ 楽天市場へ

「望遠レンズの選び方」 藤井智弘

公開日:2025/08/27 更新日:2025/09/22

■カメラの大林オンラインマガジン

「望遠レンズの選び方」

一眼カメラの基礎を知る第4回は、望遠レンズの選び方編です。 被写体別に、望遠レンズの選び方を解説します。それぞれの被写体の特徴や、メリット、デメリットを見てみましょう。

■望遠レンズの選び方編

遠くの被写体を引き寄せる望遠レンズ。大きなボケも得やすく、本格的なカメラを使う楽しさが手軽に味わえます。   望遠レンズは、35mm判で主に70mm以上の焦点距離を持つレンズを指します。その中で、70mm〜135mmくらいまでを中望遠レンズ、135〜300mmくらいまでを望遠レンズ、400mm以上を超望遠レンズと呼んでいます。中望遠レンズは人物の撮影に最適。自然な遠近感の写真が撮れます。望遠レンズは人物からスポーツまで幅広い被写体に対応。超望遠レンズは遠く離れた被写体に必須です。さらに焦点距離が長くなるほど、被写体と背景の距離感が縮まる「望遠効果(圧縮効果)」も特徴。望遠レンズならではの迫力のある写真が撮れます。 それでは被写体別におすすめの焦点距離を見てみましょう。

●野鳥におすすめの焦点距離

本格的なカメラを手にしたら、野鳥を撮りたいという人は多いでしょう。近づけない鳥を撮るのに望遠レンズは必須です。 カモやサギなど、都会の水辺にいる大きめの鳥なら200〜300mm(APS-Cは140〜200mm、マイクロフォーサーズは100〜150mm)で撮れます。同じ水辺の鳥でも小さなカワセミは400〜600mm(APS-Cは270〜400mm、マイクロフォーサーズは200〜300mm)が欲しいところ。枝にとまったヒタキ類など小型の鳥をアップで狙う場合は、600〜800mm(APS-Cは400〜500mm、マイクロフォーサーズは300〜400mm)が必要になります。 超望遠レンズが活躍する野鳥撮影はフルサイズ対応の巨大なレンズをイメージしがちですが、600mmクラスをカバーする購入しやすい価格のズームレンズも豊富にあり、マイクロフォーサーズなら800mm相当をカバーしながら、小型のカメラバッグに収まるほどコンパクトな100〜400mmもラインナップ。予算や体力、撮影スタイルで選びましょう。

●飛行機におすすめの焦点距離

人気の被写体のひとつ、飛行機。機体や狙い方によって様々な焦点距離が活躍します。 空港の送迎デッキから駐機している大型の旅客機なら100〜200mm程度(APS-Cは70〜140mm、マイクロフォーサーズは50〜100mm)で撮れますが、離着陸する機体は300〜400mmが必要(APS-Cは200〜270mm、マイクロフォーサーズは150〜200mm)。滑走路の延長上から着陸を狙う場合は600mmクラス(APS-Cは400mm、マイクロフォーサーズは300mm)があると迫力のある写真が撮れます。また戦闘機などの軍用機は、旅客機より小さい場合が多く、400mmや600mmの超望遠レンズがあると撮りやすいでしょう。 かつては300mmを超える超望遠レンズは大柄で高価というイメージでしたが、現在は各社から100〜400mmクラスや150〜600mmクラスなど、超望遠域をカバーするズームレンズが発売されていて、幅広いシーンで飛行機撮影が楽しめます。

●運動会でおすすめの焦点距離

子供の成長記録に、運動会の撮影は欠かせないもの。ただ父兄は校庭の端から見ることになるため、我が子を撮るのに望遠レンズが必要になります。 おすすめは300mm(APS-Cは200mm、マイクロフォーサーズは150mm)をカバーする望遠ズームレンズ。多くの父兄で密集するため、望遠ズームレンズが様々なバリエーションが撮れて便利です。フルサイズなら100〜400mmクラス、APS-Cなら55〜250mmクラス、マイクロフォーサーズは40〜150mmクラスや100〜300mmがおすすめです。できるだけコンパクトにして、周囲の迷惑にならないように気を付けましょう。