一眼カメラの基礎を知る第1回は、ミラーレス一眼のセンサーサイズの違いです。
現在のミラーレス一眼は、大きく分けると35mmフルサイズ(フルサイズ)、APS-Cサイズ、マイクロフォーサーズの3種類があります。
それぞれの特徴や、メリット、デメリットを見てみましょう。
35mmフルサイズは、センサーサイズが
約24mm×36mm。フィルムで最も一般的な35mm判の画面サイズとほぼ同じです。
APS-Cサイズやマイクロフォーサーズよりセンサーが大きく、豊かな階調や高感度に強いのが特徴。また6000万画素や4500万画素など高画素の機種も豊富で、高解像の写真が撮れます。
センサーサイズが大きい分、ボケを生かすのも得意です。プロやハイアマチュア向けの機種もフルサイズが中心。視認性に優れたファインダーや20コマ/秒以上の高速連写、高速で様々な被写体が認識できるAFなど、ハイスペックな機種が選べます。
しかし高性能、高画質な分、大柄で重くなりやすいのが気になるところ。高性能なレンズもやはり大柄で重量級。そして高価になりやすいのもデメリットです。今やフラッグシップ機のボディは100万円ほど。エントリークラスでも20万円台半ばです。
風景やポートレートなど高画質や、プロスペックを求める人にオススメのセンサーサイズです。
APS-Cサイズはセンサーの大きさが
約23.5×15.6mm(または15.8mm)。フルサイズより二回りほど小さいサイズです。レンズの焦点距離は、1.5倍(キヤノンは1.6倍)すると35mm判換算になります。つまり50mmレンズは、APS-Cでは75mm〜80mm相当の望遠になります。
APS-C機のメリットは、フルサイズよりボディもレンズもコンパクトで軽いこと。軽快に持ち歩けます。またフルサイズ機を持たない富士フイルム以外はフルサイズとマウントが同じなので、フルサイズ用レンズも使えます。しかも望遠寄りになるため、スポーツや野鳥など望遠撮影も得意。4000万画素を持つ機種もあり、高精細な写真も楽しめます。価格はボディのみ10万円台から。レンズキットでも12万円台から選べます。初心者からベテランまで楽しめるセンサーサイズです。
デメリットはボディ内手ブレ補正を搭載する機種がやや少ないこと。またプロ仕様のシステムが富士フイルムしかありません。その他は、APS-Cのハイエンドからのステップアップはフルサイズになります。
マイクロフォーサーズはセンサーサイズが
約17.3mm×13mm。3タイプの中で最も小さいセンサーです。35mm判換算は2倍。50mmレンズの場合、100mm相当になります。
メリットはシステムがコンパクトなこと。600mmや800mm相当の超望遠レンズが小型のバッグに収まります。またマイクロフォーサーズ規格はOM SYSTEMとパナソニックのLUMIX Gシステムが採用していて、レンズの共用が可能。OM SYSTEMのボディにLUMIX Gのレンズ、またはその逆ができます。豊富なレンズが選べるのも魅力と言えるでしょう。
またOM SYSTEMには防塵・防滴構造に優れた機種があり、大自然の中で風景や野鳥を狙うのにも最適。LUMIXには本格的な動画に向いた機種が豊富で、動画撮影も行う人に注目です。価格はプロ仕様機でも30万円ほど。エントリー機なら10万円を切り、コストパフォーマンスに優れています。
デメリットは高感度がフルサイズやAPS-Cに比べてやや苦手なこと。また画素数が2600万画素まで。3000万画素を超える機種はありません。ただし、よほど大きなプリントにしなければ気にならないでしょう。またボディのメーカーはOM SYSTEMかLUMIXのみ。フルサイズやAPS-Cより選択肢が少ないのが挙げられます。