A. 豚毛の「適度な硬さと弾力」が、クリームを革の奥まで均一に行き渡らせるからです。
靴磨き用のブラシには主に「馬毛」と「豚毛」があり、それぞれ得意な役割が異なります。
◆ 馬毛(ホコリ払い・日常のケアに): 毛先がしなやかで柔らかいため、革を傷つけずに、履いた後に付着した細かなチリやホコリを払い落とすのに向いています。
◆ 豚毛(クリーム伸ばし・艶出しに): コシが強く適度な硬さがあるため、塗ったクリームを革の表面にしっかりと伸ばし、革のキメ(繊維)に押し込んで馴染ませるのに最も適しています。
Q. 仕上げの艶出しにも使えますか?
A. はい、大いに活躍します!むしろ、ブラッシングの後半こそが艶出しの本番です。
豚毛ブラシでしっかりとブラッシングを続けると、革の表面に残った余分なクリームが取り除かれると同時に、摩擦熱によってクリームの成分が革にしっかり定着します。これにより、ただクリームを塗っただけでは出ない、革本来のじんわりとした深い艶が引き出されます。
Q. シャッ、シャッと軽快に磨くコツは?
A. ブラシの重みと毛の弾力を活かし、手首のスナップを使ってテンポよく動かすことです。
ゴシゴシと上から力を入れて押し付けてしまうと、毛先が寝てしまい、クリームが上手く伸びません。サパトロブエノのブラシは、手のひらに驚くほどフィットする天然木のハンドルを採用しているため、無駄な力を入れなくても、手首を軽く振るだけで理想的なブラッシングが可能です。
Q. 白毛は黒のクリームに使って大丈夫?
A. ご使用いただけますが、「靴の色ごとにブラシを分ける」のがおすすめです。
豚毛ブラシは、使い込むほどに毛先にクリームが染み込み、育っていきます(これにより、次回からブラッシングするだけで艶が出やすくなります)。そのため、黒い靴用、茶色い靴用、ニュートラル(無色)用と、靴の色ごとにブラシを分けて育てていくのが、靴を美しく保つ秘訣です。この「豚白毛」は、毛先にクリームが馴染んでいくグラデーション(色の変化)も視覚的に楽しめるのが魅力です。
Q. ブラシの毛先のお手入れ方法は?
A. 基本的には「育てるもの」としてそのまま使えますが、固まりが気になる場合はぬるま湯で優しく洗ってください。
毛先に残ったクリームは艶出しに役立つため、神経質に毎回洗う必要はありません。もし「クリームが固まってゴワゴワする」「違う色のクリームがついてしまった」という場合は、以下の手順でお手入れしてあげてください。
タオルで水気をしっかりと拭き取り、毛先を下に向けて風通しの良い日陰でじっくり自然乾燥させます。
ぬるま湯(人肌くらいの温度)に毛先だけを浸し、固まったクリームを優しく揉みほぐすように洗います。
必要に応じて、固形石鹸やシャンプーを少量つけて汚れを落とし、しっかり すすぎます。(※ハンドルの中央まで水に浸けると、天然木が傷む原因になるのでご注意ください)