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初めてでもわかる!デジタルテスターでバッテリーの電圧を測る方法

公開日:2026/10/23 更新日:2026/10/28

愛車のバッテリー、今何Vか知ってる?

ご自身のバイクのバッテリーが、現在何Vあるかご存じでしょうか? 普段、問題なくエンジンがかかっていると、バッテリーの電圧を気にする機会は少ないかもしれません。 ですが、いざエンジンがかからなくなった時、当店がお客様に最初に確認することのひとつが、バッテリーの電圧です。 「現在、何Vありますか?」そうお尋ねすると、「テスターを持っていないので、わかりません」というお返事をいただくこともあります。 バッテリーの電圧を測ることは、決して難しい作業ではありません。 基本的な使い方と注意点を覚えていただければ、ご自身でも確認することができます。 今回は、デジタルテスターを使った電圧の測り方をご紹介します。

デジタルテスターを用意しましょう

今回使用するのは、一般的なデジタルテスターです。デジタルテスターは、電圧や抵抗などを測定できる工具です。 バイクバッテリーの電圧を確認するだけなら、直流電圧を測定できる比較的お求めやすいモデルでも十分役立ちます。 赤と黒の測定棒が付いており、測定した数値が液晶画面に表示されます。 まずは、テスター本体と測定棒に破損がないことを確認しましょう。

2.赤と黒の測定コードを正しく接続

テスターの測定コードには、赤と黒の2本があります。 一般的なテスターでは、黒いコードは「COM」と表示された端子へ。赤いコードは「V」と表示された電圧測定用端子へ接続します。 ここで注意していただきたいのが、赤いコードの接続先です。テスターによっては、電流測定用の端子が別に設けられている場合があります。 電圧測定をする際に誤って電流測定用端子へコードを差し込むと、短絡などの危険があります。(※必ず、お使いのテスターの取扱説明書をご確認ください。)

3.ダイヤルを直流電圧の測定位置に

バイクの一般的な12Vバッテリーを測る場合は、テスターを直流電圧の測定モードに設定します。 直流電圧は、通常「V」と直線・破線を組み合わせた記号などで表示されています。 交流電圧を表す「V〜」とは異なりますので、ご注意ください。 手動で測定範囲を選ぶタイプの場合は、12Vを測定できる20Vレンジなどに合わせます。 自動で測定範囲が切り替わるオートレンジタイプなら、直流電圧モードを選択してください。 ※操作方法は機種によって異なります。必ず使用するテスターの説明書に従ってください。

4.プラス・マイナス端子に測定棒を当てる

いよいよ電圧の測定です。 まずは、エンジンを停止し、電装品のスイッチもOFFにしてください。 バッテリーの端子には、プラス(+)とマイナス(-)があります。 赤い測定棒をプラス端子へ。黒い測定棒をマイナス端子へ。 それぞれ接触させると、テスターの液晶画面に電圧が表示されます。 この時、測定棒同士を接触させたり、プラス端子と車体の金属部分を測定棒などでつないだりしないよう、十分ご注意ください。 無理な姿勢での測定や、不安定な状態での作業も避けてください。

5.表示された電圧を確認しましょう

測定すると、テスターの画面に「12.7」などの数値が表示されます。 これは、バッテリーの電圧が12.7Vであることを意味します。 一般的な12Vの鉛バッテリーの場合、エンジン停止後、十分に時間を置いて測定した電圧が12.6~12.8V前後であれば、充電状態が良好であることを示すひとつの目安になります。一方、電圧が低い場合は、充電不足などが考えられます。 ただし、電圧の数値だけでバッテリーの良否や寿命を断定することはできません。 また、バッテリーの種類や使用条件によって、適正な電圧は異なります。 今回ご紹介する数値は、一般的な12V鉛バッテリーの参考値としてお考えください。

エンジンをかけた状態でも電圧を確認できる

バッテリーの電圧は、エンジンを停止した状態だけでなく、エンジンがかかっている状態でも確認できます。 エンジン始動後の電圧を測ることで、車両側の充電装置が正常に働いているかを判断する手がかりになります。 一般的な12V鉛バッテリーを使用するバイクでは、エンジンの回転数に応じて充電電圧が上昇します。 適正値は車種によって異なりますが、13.5~15V程度が参考になる場合があります。 もし充電電圧が規定値より大きく低かったり、高すぎたりする場合は、車両側の発電装置やレギュレーターなどに問題がある可能性もあります。 ただし、エンジン始動中の測定には十分な注意が必要です。 回転している部品や高温になった部分へ、測定棒やコードが接触しないようにしてください。 慣れていない場合は無理に測定せず、バイクショップなどの専門店へご相談ください。

電圧が正常でも、正常とは限りません

ここは大切なポイントです。例えば、エンジン停止時に12.7Vと表示されたとしても、それだけでバッテリーが完全に正常だとは判断できません。 バッテリーには、セルモーターを回すために大きな電流を供給する性能も必要です。 その性能が低下している場合、停止時の電圧が正常に見えても、エンジンがかからないことがあります。 より詳しい状態を確認するには、バッテリーの種類に対応した専用テスターによるCCA測定や負荷試験などが必要になる場合もあります。 それでも、電圧を測れることには大きな意味があります。 何もわからない状態から、一歩進んで状況を確認できるようになるからです。

不具合かな?と思ったら、まずは電圧を確認

新品のバッテリーに交換したのにエンジンがかからない。 以前よりセルの回りが弱くなった。 しばらく乗らなかったら、バッテリーが上がってしまった。 そんな時は、可能であれば、まずエンジン停止時の電圧を測定してみてください。 そして、当店へお問い合わせいただく際に、「現在の電圧は〇〇Vです」とお知らせいただけると、状況を判断するための大切な情報になります。 もちろん、電圧が測れない場合でも、お問い合わせいただくことはできますが、ただ、数値がわかることで、充電不足が疑われるのか、車両側の点検が必要そうなのかなど、原因を絞り込みやすくなります。

自分で交換をするなら、テスターも一緒に

デジタルテスターは、一度用意しておけば、バッテリー交換時だけでなく、日頃の点検にも使える便利な工具です。 難しい整備をするためだけのものではありません。愛車の状態を知るための、身近な道具のひとつです。 「自分で交換するなら、電圧も自分で確認する。」 そんな習慣を、ぜひ持っていただきたいと思います。 当店では、バッテリーの電圧チェックにお使いいただけるデジタルテスターも取り扱っております。 ご自身でバッテリー交換をされる方は、ぜひ一つ備えておいてください。またバイク用バッテリー充電器もあると、さらに安心です。 安全で楽しいバイクライフのための、必要な備えです。
廃バイク用バッテリーを無料で処分いたします