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WBGT28℃で何をすべき?屋外作業・建設現場の熱中症対策

公開日:2026/08/14

【WBGT28℃で何をすべき?】

8月中旬以降も、屋外作業や建設現場では熱中症への注意が必要です。 建設・土木、物流、警備、工場などでは、強い日差しだけでなく、高い湿度、地面や建物からの輻射熱、連日の暑さによる疲労の蓄積などが、作業者の身体へ負担をかけます。 現場の安全を守るために、WBGT(暑さ指数)を基準にした暑熱管理を行いましょう。

■WBGTとは

WBGTは、熱中症予防に活用される暑さの指標です。 気温だけでなく、湿度や日射、輻射熱なども考慮して、身体にかかる熱ストレスを示します。 同じ気温でも、湿度が高いと汗が蒸発しにくくなり、身体に熱がこもりやすくなります。 屋外作業では直射日光に加え、アスファルト、コンクリート、建物などから受ける輻射熱にも注意が必要です。 気温だけで判断せず、その日のWBGTを確認しましょう。

■WBGT28℃の注意点

2025年6月1日に改正労働安全衛生規則が施行され、職場における熱中症対策が強化されました。 対象となる作業の目安は、次のとおりです。 ・WBGT28℃以上、または気温31℃以上 ・連続して1時間以上、または1日4時間を超えて行われることが見込まれる作業 ただし、WBGT28℃になったら、すべての作業を一律に中止しなければならないという意味ではありません。 対象となる作業では、熱中症のおそれがある人を早期に発見し、重篤化を防ぐための体制や対応手順を、事前に整えて周知することが事業者に求められます。

■事前に整える体制

対象となる作業を行う場合は、次の内容を事前に整え、関係する作業者へ周知する必要があります。 ・熱中症のおそれがある人を発見した際の報告体制 ・作業から離脱させる手順 ・身体を冷却する方法 ・必要に応じて医療機関へ搬送する手順 ・緊急連絡網 ・搬送先の連絡先と所在地 発症してから判断するのではなく、誰がどのように対応するのかを、あらかじめ決めておくことが重要です。

■朝礼で確認する5項目

1.当日のWBGT予測 作業場所周辺のWBGT予測を確認します。 最高値だけでなく、何時ごろからWBGTが高くなるのかも確認し、作業計画へ反映しましょう。 2.作業場所と時間帯 炎天下や風通しの悪い場所で、長時間行う作業がないか確認します。 変更できる作業は、比較的涼しい時間帯へ移すことも検討しましょう。 3.作業者の体調 睡眠不足、疲労、食事の状況、体調不良などを確認します。 本人の自己申告だけに頼らず、周囲からも声をかけやすい環境を整えましょう。 4.休憩場所と時間 日陰、送風、冷房など、身体から熱を逃がせる休憩場所を確保します。 休憩時間を決めるだけでなく、実際に身体を冷やせる環境になっているかも確認してください。 5.緊急時の対応 熱中症が疑われる人が出た場合に、誰へ報告し、誰が救急要請を行い、どこへ搬送するのかを共有しましょう。

■現場で行う4つの対策

熱中症対策では、一つの方法だけに頼らず、「環境」「運用」「人」「冷却」の4つを組み合わせることが大切です。 【対策1 環境を整える】 ・日陰や屋根を設置する ・風通しを確保する ・送風機を使用する ・涼しい休憩スペースを設ける ・作業場所にWBGT計を設置する 作業者個人へ対策を任せるだけでなく、事業者側で作業環境を改善できないか検討しましょう。 【対策2 作業方法を変える】 ・作業時間を早朝などへ移す ・連続作業時間を短くする ・休憩の頻度を増やす ・作業を交代制にする ・身体への負担が大きい作業を避ける その日のWBGTや作業環境に合わせて、柔軟に作業計画を変更することが重要です。 【対策3 体調管理を行う】 水分補給を個人任せにせず、給水時間や給水場所を決めるなど、確実に補給できる仕組みを整えましょう。 大量に汗をかいた場合は、状況に応じて塩分や電解質も補給します。 持病などにより水分や塩分の摂取量を指示されている場合は、医師の指示に従ってください。 【対策4 身体を冷却する】 作業内容に合わせて、冷却タオル、ヘルメットライナー、冷却キャップ、アームカバー、首元の冷却用品などを活用します。 ただし、冷却用品だけで熱中症を完全に防ぐことはできません。 作業環境の改善、作業時間の調整、休憩、水分・塩分補給、体調管理と組み合わせて使用してください。

■異変を見逃さない

作業者本人が「まだ大丈夫」と話していても、熱中症の症状が進んでいる可能性があります。 次のような変化が見られた場合は注意が必要です。 ・いつもより返答が遅い ・顔色がおかしい ・ふらついている ・大量に汗をかいている ・発汗の様子が普段と違う ・作業速度が急に落ちた ・身体に力が入っていない 本人の申告だけでなく、周囲が普段との違いに気づける体制を整えましょう。 ※異変が起きたとき※ 熱中症が疑われる場合は、速やかに作業から離脱させ、涼しく安全な場所へ移動させます。 衣服を緩め、首、わきの下、足の付け根などを冷やしてください。 意識がはっきりしていて、自力で安全に飲める場合は、水分や塩分を補給します。 次のような場合は、速やかに救急要請や医療機関の受診につなげてください。 ・意識がない ・呼びかけへの反応がおかしい ・自力で水分を摂れない ・けいれんがある ・症状が改善しない ・症状が悪化している 「少し休ませて様子を見る」だけで終わらせず、事前に定めた手順に沿って対応することが重要です。

■MISSIONの冷却技術

MISSIONのクーリングアイテムには、独自の冷却技術「HydroActive™」を採用しています。 水分が蒸発するときに周囲の熱を奪う「気化熱」の仕組みを利用し、暑いときにひんやりとした使い心地を生み出します。 使い方は簡単な3ステップです。 1.水で濡らす 2.軽く絞る 3.数回振る ぬるくなったときは、水分が残っていれば、もう一度振ることで冷たさが戻ります。

■現場におすすめの商品

【クーリングヘルメットライナー】 ヘルメットの下に着用し、頭部のクールダウンをサポートするインナーキャップです。 建設、土木、物流、工場など、ヘルメットを着用する作業におすすめです。 【ネイプ付きヘルメットライナー】 頭部に加えて、日差しを受けやすい首の後ろまでカバーできるタイプです。 屋外作業や、長時間ヘルメットを着用する場面に適しています。 【マックスプラスクーリングタオル】 伸縮性があり、首や肩などへフィットさせやすい大判タイプです。 休憩中や作業後など、広い範囲をクールダウンしたいときにおすすめです。 【マルチクールネックゲイター】 首元を包み込みやすい筒状のクーリングアイテムです。 ネックゲイターやヘッドバンドなど、作業内容に合わせてさまざまな使い方ができます。 【クーリングサンスリーブ】 腕をカバーしながら、気化熱を利用した冷却機能を活用できるアームカバーです。 半袖の作業着を着用する屋外作業にも取り入れやすいアイテムです。

■WBGTで現場を動かす

職場の熱中症対策で重要なのは、WBGTを確認することだけではありません。 確認した数値に応じて、実際の現場を変えることが大切です。 ・作業時間を調整する ・休憩環境を整える ・水分や塩分の補給を仕組み化する ・身体を冷却する ・作業者の体調を確認する ・異変を早期に発見する ・緊急時は速やかに対応する 暑さが続く時期は、日付だけで対策を終了せず、その日のWBGT、気温、湿度、日射、作業内容、作業者の体調を確認しながら判断しましょう。 【ご使用上の注意】 ※冷却効果や持続時間、感じ方は、気温・湿度・風・使用環境・体質などにより異なります。 ※MISSION商品は、熱中症を完全に防ぐものではありません。 ※冷却用品だけに頼らず、WBGTの確認、作業環境の改善、休憩、水分・塩分補給、作業時間の調整、体調管理などと組み合わせてください。 ※体調に異変を感じた場合は、商品の使用だけで作業を続けず、速やかに作業を中止してください。 参考 厚生労働省「職場における熱中症対策の強化について」 環境省「熱中症予防情報サイト」