NEW ERA|なぜヤンキースとドジャーズばかり売れるの?
公開日:2026/03/31 更新日:2026/05/15ベースボールキャップと聞いて真っ先に思い浮かべるブランドと言えば<NEW ERA(ニューエラ)>。中でも最も売れているモデルと言えば、やなりNYヤンキースとLAドジャースではないでしょうか?
この2チームは、圧倒的な知名度があります。
アメリカでもこの2チームは別格で、
MLBで最多優勝(歴史的ブランド)。フロリダ州やコネチカット州などで「最も検索されているチーム」になるほど、全米に根強いファン層が散らばっている。日本でも、ゴジラこと松井秀喜選手が在籍したチームとして知られています
全米2位の巨大都市で優勝も多数。カリフォルニアだけでなく、ハワイなどの西海岸エリアや、スター選手の影響で全米はもちろん世界中にファンが存在。日本だと、大谷翔平選手や山本由伸選手、佐々木朗希選手の活躍で注目する人も多いですよね
といった具合に、チームの強さや都市の規模も相まって、地域問わずに人気があります。
ここ日本では、そうしたチームの知名度はもちろん、キャッチーなロゴマーク、ネイビーやブルーといったコーディネイトに合わせやすいカラー、都市のイメージといった、「認知・文化・デザイン・流通」の4要素が揃っており、この2球団が“記号化”しているのが人気の秘訣のようです。
よく「NYやLAに住んでいないのに、ヤンキースやドジャーズの帽子をかぶって……」みたいな論調もありますが、実はアメリカでは、好きなチームとして、ファッションとして、地域関係なく被られているようです。
ヤンキースとドジャースが人気なのは、ヒップホップアーティストの影響も大きいです。
彼らは地元意識が強く、ホームのスポーツチームのアイテムを身に着けることが定番。NYのアーティスト、Jey-Zは、自身の曲で「ヤンキースのキャップは俺が有名」にしたと歌っています(それだけ身に着けてきたってことですね)し、またドジャースもN.W.Aをはじめ、西海岸のアーティストが着用しているイメージが強いかと思います。
<ニューエラ>のベースボールキャップはMLBの正式なユニフォームでいて、安価で誰にでも手に入るアイテム。ゆえに自己表現ツールとしてラッパーの必需品となったのでしょう。
MLBはヤンキースやドジャースだけじゃありません! キャップは「有名だから選ぶ」より、「デザインで選ぶ」方が圧倒的に楽しいのではないでしょうか?
ロゴの形、配色、フォント……etc。チームごとに個性があって、合わせ方も変わります。
さらに面白いのは「誰が被ってるか」で掘ること。
好きなアーティストが応援しているチームを探すのも面白いです。
一例をあげると、
トラヴィス・スコット(ヒューストン出身でアストロズを着用)
アウトキャスト(アトランタ出身でブレイブスを着用することが多い)
Jディラ(デトロイト出身でタイガースを着用。アルバムジャケットにもなっている)
など。
他にもベースボールキャップを被る理由は様々で、ピッツバーグパイレーツの帽子がトレードマークのチャックDがパイレーツを選んだ理由は、ブラック×イエローのカラーと、自分のラップグループの頭文字だからなんだとか(諸説あり)。単純に見た目で選ぶというのもアリかも知れません。
また、いま世界規模で絶大な人気を誇るプエルトリコのシンガー、バッドバニーは大の野球ファンで、2025年のサブウェイシリーズ(NYに所在するヤンキースとメッツの対戦)の観戦の際、ヤンキースのマークの横に「Mets」と手書きで書いた帽子を被っていて話題になりました。
これはヤンキースのフアン・ソト選手のファンで、同じニューヨークに所在するメッツに移籍したことが関係しているんだとか。
NYは昔からプエルトリコからの移民が多く、ラテンコミュニティがある街というのも関係していそうですね。
被るチームを選ぶ背景。そこにはちゃんとカルチャーがある。
ロゴで遊ぶか、文脈で選ぶか。
どっちにしても、NYとLAだけじゃもったいない。
もちろんMLBだけでなく、NBAやNHL、NFLなどアメリカの4大スポーツ(野球、バスケットボール、アイスホッケー、アメフト)と、選択肢はさまざま。
自由な視点で、お気に入りの1点を選びたいですね。