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知っておいてほしい新しい撥水の基準

公開日:2026/07/01 更新日:2026/08/31
いつも当店をご利用いただき、誠にありがとうございます。 最近、お客様から「昔のレインウェアに比べて、雨の弾き(水玉のコロコロ感)が弱くなった気がする」 「表面の色が変わって、中まで染みてきているのでは?」というご不安の声をいただくことがあります。 実は、レインウェアの世界には今、地球環境を守るための大きくて優しい変化が起きています。 今回は、新しくなったレインウェアの仕組みと、快適に長く着続けるための簡単なお手入れ方法をご紹介します。
これまで多くのレインウェアには、水を強力に弾く「フッ素系」の撥水剤が使われていました。 しかし、この成分は自然界で分解されにくく、環境や身体に影響を与える可能性があるとして、世界中で使用が規制されるようになりました。 そこで現在では「C0(シーゼロ)撥水」と呼ばれる、フッ素を一切使わない環境配慮型の撥水剤が使用されています。 ◆知っておいてほしい:C0撥水の特性について◆ 地球環境への配慮(フッ素フリー)から生まれた最新の「C0(シーゼロ)撥水」ですが、 従来のフッ素系撥水に比べると、どうしても「水を玉のように弾く力が一歩劣る」という特性があります。 「不良品かな?」と思われるかもしれませんが、これが「C0(シーゼロ)撥水」の特性となります。
「表面の色が変わると、中に染みてきている気がして不安…」という声をよくいただきます。でも、どうぞご安心ください! 当店のレインウェアの多くは、表面の生地と裏面の防水面を貼り合わせた(コーティングした)構造になっています。 ◆表面が濡れて色が変わっても◆ 裏面にある防水素材が、雨の侵入をガッチリと防いでいます。衣服の中まで水が浸入することはありません。 ◆中まで濡れていると感じる原因は?◆ 表面の撥水力が落ちて生地が雨水で濡れると、生地の温度が急激に下がります。 すると、冷たい飲み物を入れたコップの表面に水滴がつくのと同じ現象(結露)が、ウェアの内側で起きてしまうのです。 お客様自身の体温や汗で温まったウェアの内部と、雨で冷やされた生地との間に大きな温度差が生まれることで、 雨が染み込んできたわけではないのに、内側が湿っている・濡れていると感じることがあります。 つまり、この「結露」を防いで快適に着るためには、表面の撥水性をできるだけキープして、生地を濡らさないことがとても重要になってきます。
実はレインウェア全般に言えることですが、快適に着続けるためには定期的なお手入れが欠かせません。 特に現在のC0撥水は、摩擦(こすれ)に弱いという特徴があります。性能を長持ちさせるために、普段の扱い方から少しだけ意識してみるのがポイントです。 💡 普段の着用で気をつけたいこと ・こすって拭かない: 濡れたとき、タオルなどでゴシゴシこすって拭くのはNGです。 ・バサッと振り払う: 水滴を落とすときは、ウェアをバサバサッと軽く振り払うだけで十分に水気が切れます。 ・強い水流で流さない: シャワーなどの強い水流を直接当てると、摩擦と同じように撥水が落ちやすくなります。
◆撥水が落ちてきたなと感じたら◆ 水弾きを取り戻すためのファーストステップは、まず表面の邪魔な汚れをリセットしてあげることです。 お手入れは、汚れの度合いに合わせて次の手順で行ってください。 ① まずは汚れを落とす
レインウェアの撥水性を保つ大前提として、まずは生地を清潔に保つことが重要です。雨水に含まれる泥や空気中のチリ、汗などの「汚れ」が生地の表面に残っていると、水を弾く力を邪魔してしまいます。 普段のお手入れ: 使用後は、摩擦が起きないよう弱い水流(弱めのシャワーやため水)で、サッと汚れを洗い流してください。 汚れがひどい場合: 中性洗剤(おしゃれ着洗い用など)を使い、優しく手洗い(押し洗い)してください。 ⚠️ ご注意:洗濯機は使用しないでください レインウェアは水を通さないため、洗濯機(特に脱水)にかけると異常振動が起き、洗濯機の故障や破損の原因になります。お手入れは必ず「手洗い」でお願いします。 しっかり汚れを落として陰干しで乾かすだけでも、これだけで水弾きが戻ることもあります。
② それでも弾きが弱いときは、撥水スプレーで補う 「しっかり洗って乾かしたけれど、まだ水弾きが弱く感じる」「表面が濡れて色が変わるのが気になる」という場合は、次のステップとして市販の撥水スプレーを使ってあげてください。 ウェアの汚れを落とし、陰干しで完全に乾いた状態にします。(汚れが残っているとスプレーの効果が半減してしまいます) 市販の「衣類用撥水スプレー」を、全体にムラなく吹きかけます。 スプレーがしっかり乾けば、撥水パワーが復活します。
------------ ◆最後に:お気に入りの一着と、長く心地よく◆ 「汚れたら洗って、必要ならスプレーをかける」 この簡単なサイクルを意識していただくだけで、レインウェアの快適さはぐっと長持ちします。 これからの新しいレインウェアと上手に付き合いながら、長く愛用していただければ幸いです。 もしお手入れについて分からないことがあれば、いつでもお気軽にお問い合わせくださいね。

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