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「あったらいいな」を確かな形に——商品開発の舞台裏

公開日:2026/09/30
社内の何気ない一言や、お客様から寄せられるリアルなお声。そこに丸福繊維の新たな商品を生み出す最大のヒントが隠されています。 私たちの商品開発は、毎月1回行われる熱気にあふれる「商品開発会議」から始まります。この会議の特徴は、部署を問わず全従業員が参加する点です。開発担当者だけでなく、当社代表、カスタマーサポート、営業、人事担当まで、全員が現場で感じた「あったらいいな」を持ち寄ります。「こんな機能があったら便利」「お客様からこんなご意見をいただいた」など、一人ひとりが気兼ねなく声を上げ、自由な発想で意見をぶつけ合う場です。
会議で選ばれたアイデアは、すぐに商品企画へと落とし込まれます。コンセプトやターゲットを深掘りし、妥協のない「試作フェーズ」へ。ミリ単位のサイズ調整やこだわりぬいた素材選定、使い心地の検証を何度も実施し、納得がいくまで試行錯誤を繰り返します。
試作と並行して欠かせないのが、資材調達とベトナム協力工場との調整です。品質・コスト・納期のすり合わせから細かなサンプルチェックまで、何度もやり取りを重ねます。文化や時差、仕事の進め方などの違いを乗り越え 、双方が納得できるものづくり体制を築くことも、量産を見据えた重要なプロセスです。 試作が完成すると、次は商品の魅力を視覚的に伝える「モデル撮影」です。実際の着用感や質感がお客様にしっかりと伝わるよう、光の当たり方や角度にまでこだわり抜いて撮影を行います。
そして、撮影した最高のビジュアルを活かして進めるのが「パッケージ作成」。手にとった瞬間のワクワク感や商品のこだわりがひと目で伝わるデザインを追求し、開けやすさや環境への配慮まで考慮しながら、お客様の手元に届く瞬間まで丁寧に演出します。 すべての基準をクリアし、全員が自信を持って世に送り出せると確信できたものだけが、量産化のステップへと進みます。 「みんなのあったらいいなを、確かな形に」。 企画、試作、資材調達、協力工場との連携、モデル撮影、パッケージ作成から量産まで。一歩一歩丁寧に工程を重ねるこの地道なプロセスこそが、2000年発売の「ShaBo遮帽/涼かちゃん」シリーズや、2010年に販売開始した「ヤケーヌ」シリーズなど、数々の商品づくりの原点となり、今なお多くのお客様に愛され続けています。