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【犬と猫の採食パターンを知る】犬と猫の食性の違い/採食パターンを読む/クプレラ

公開日:2025/02/09 更新日:2026/07/19

食性を知ると毎日の食事の参考になります

パートナーが健康であるように・・No33

■犬の採食スタイル

犬の祖先は、オオカミなどと同じように「群れ」で生活をしていたと考えられています。 多頭飼育されている犬では、今でも彼らのあいだで順位付けがあるのが分かります。 犬の仲間は、群れの中で協力し合って自分たちの体より大きな獲物を捕らえていました。 大型の獲物は、いつでも捕らえられるとは限らないために、捕らえたときには一度に大量に食べてしまいました。 また、余った獲物は土中に埋めて保存し、必要に応じて掘り起こして食べていました。 これら自然な状態にあるときの犬たちの採食行動を見てみますと、犬は群れで獲物を捕らえる「群捕食者」であり、大食の「間欠捕食者(食事の間隔が開く)」であると言えます。 また、「腐肉食者(鮮度が落ちたものでも食べる)」でもありました。 ◎犬の食性 雑食性 腐肉食者 群捕食者 大食・間欠捕食者

■猫の採食スタイル

一方、ライオン以外の猫科の仲間たちは「単独生活」をし、自分の体より小さな獲物を捕らえて食糧としていました。 ですから、一日に必要なエネルギー量を満たすためには何度も狩りをし、そのつど獲物を捕らえなければなりませんでした。 言い換えれば、猫は他と協力をせず自分で獲物を捕らえる「単独捕食者」であり、「少量頻回捕食者(少量を何度も食べる)」です。 さらに、捕食したばかりのものしか食べない「新鮮肉食者」です。 ◎猫の食性 肉食性 単独捕食者 新鮮肉食者 少量頻回捕食者

■食事のニオイ-嗜好に影響する要素1

犬も猫もヒトと比較して優れた嗅覚をもつため、食べ物のニオイは嗜好性に影響します。 ニオイの成分はほとんどが脂溶性(脂に溶ける性質)です。脂肪の種類によりニオイが異なり、嗜好性にも影響してきます。 犬は動物性・植物性に関わらず脂肪を好みますが、猫は動物性の脂肪を好み、植物性の脂肪はあまり好きではありません。

■食事の温度-嗜好に影響する要素2

新鮮肉食者であった猫は、冷たいものよりも体温程度に温めた食事を好みます。 また、温めることによって、芳香を含む成分が揮発しニオイが強くなるため、臭覚が刺激されて食欲が増進する効果もあります。 逆に犬は腐肉食者ですから、冷えたものでも美味しく食べることができます。

■まとめ

犬と猫が本来もっている食性を、彼らの採食行動や食事のニオイ、食事の温度などから、類推することができます。   猫は、新鮮なものを好み、少量ずつ食べることを常にしてきました。 理想的は猫への給餌方法は、少しずつ一日数回に分けて、いつも新しい食事に替えてあげながら、冷えているようであれば、温めてから与えると食が進むということです。 「そんな面倒なこと」と言われるかも知れませんが、猫の食事へのこだわりようをみるとさもありなんと思いませんか。 逆に犬は「雑食性」で、「腐肉食者」であることから、食へのこだわりが猫よりも少ないことが分かります。 冷えていていても大丈夫。植物性の脂でもお構いなく、一度にどか食いをして、何日も食べなくても平気です。 しかし、実際はイエイヌとなって、三度三度のご飯を常にしてきましたし、おやつや人間食なども与えられ、口の肥えた犬が増えています。 トッピングをしなければ食べないという犬は、本来の姿ではないということですし、「一日くらい食べなくても死なない」と言われても、なんか可哀想で与えてしまうのは、彼らの食性が分かっていないからです。 しかし、こうやって彼らの本来の姿を見てみると参考になることが多いと思います。 彼らの身体は自然界の中でもまれて、そのように出来上がっているのですから・・・。 猫が『肉食』で腸が短く小食主義なのは、塀から塀へ、木から木へと身軽に行動できるようにする為です。 犬が『雑食』で大食漢なのは、原始の時代から人間のそばで暮らし、人間より先に危険を察知する能力で人間を助けることで、人間のおこぼれを貰っていたからです。 ですから、本来の食性と全くかけ離れた食事の与え方をすると、彼らの身体のバランスが崩れ、免疫力も落ち、ストレスを感じることになります。 逆に食性にあった与え方をすると、彼らも安心して食事が摂れるのです。
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