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老犬の夜鳴きと徘徊|足腰との関係

公開日:2026/09/02 更新日:2026/10/16

夜に起きる変化

老犬が夜中に鳴く、家のなかをうろうろ歩く。認知機能の低下として説明されることが多いのですが、足腰の状態が関係している場合があります。体が思うように動かない不安が、夜に出ています。

痛みで眠れない

関節や腰に痛みがあると、横になっても楽な姿勢が見つかりません。寝返りのたびに起き、起きたついでに歩き、鳴く。昼間は動いて気が紛れていても、夜は痛みだけが残ります。痛みが疑われるなら、まず受診して痛み止めの相談をしてください。

立ち上がれない不安

寝床から立とうとして立てない、滑って転ぶ。この経験を繰り返した犬は、夜になると不安になります。鳴くのは助けを呼んでいる形です。寝床の周りを見直すと、鳴く回数が減ることがあります。

寝床の高さ

高さのあるベッドは、老犬には上り下りが負担です。床に近い低い寝床に替え、周りに滑らない敷物を置いてください。立ち上がるときに踏ん張れる床が、夜の不安を減らします。

日中の運動

昼に体を動かしていないと、夜に眠れません。長い散歩ではなく、短い散歩を数回に分けて、日中に歩く量を確保してください。歩けない日は、外の空気を吸わせるだけでも違います。

徘徊の道を作る

歩き回るのを止めるのではなく、安全に歩ける道を作ります。家具の角にぶつからないよう、通り道を空ける。行き止まりで動けなくなる犬が多いので、ぐるりと回れる形が向いています。

夜の照明

真っ暗だと、見えにくくなった老犬は不安になります。足元を弱く照らす明かりを一つ置いてください。人の寝室の近くに寝床を移すことで、落ち着く犬もいます。

足腰を支える

立ち上がりや歩行を支える道具を日中に使い、動ける実感を取り戻すと、夜の不安が軽くなることがあります。夜に付けたままにはせず、日中の活動時間に使うのが基本です。

認知症との区別

昼夜が逆転している、同じ場所をずっと回る、家族を認識しない。この三つがあるなら認知機能の低下が主で、足腰だけの問題ではありません。獣医に相談し、薬や食事の選択肢を聞いてください。

家族の睡眠

夜鳴きは、飼い主の睡眠を削ります。家族で交代する、日中に仮眠を取る。飼い主が倒れると介護は続きません。犬の対策と同じくらい、人の側の対策も必要です。