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ポストモダンにブームの兆し?シンワショップで買えるデザインアイテム特集

公開日:2026/07/24 更新日:2026/07/27

ポストモダニズムとは?

1960年代、バウハウス以来広く浸透してきた「機能性と合理性を重視するモダニズム」に対し、画一的なデザインへの疑問が高まりました。イタリアでは1960年代後半から、機能主義や大量生産を批判するラディカル・デザイン(反デザイン)運動が興隆し、デザインの新たな可能性が模索されます。 1970年代半ばにラディカル・デザイン運動が終息すると、その理念を受け継ぐ新たな動きとして、1976年にアレッサンドロ・メンディーニが前衛デザイナー集団「スタジオ・アルキミア」を設立。装飾性や表現性を重視した実験的なデザインがさらに発展しました。

デザインに自由を取り戻したメンフィス

その流れの中で、1981年にエットレ・ソットサスを中心として「メンフィス」が結成されます。鮮やかな色彩や大胆な造形、幾何学模様、遊び心あふれる表現を取り入れたデザインは、それまでの機能主義とは一線を画し、ポストモダンデザインを象徴するムーブメントとして世界中に大きな影響を与えました。日本からは倉俣史朗、梅田正徳、磯崎新らも参加しています。グループ名は、結成時の会合で繰り返し流れていたボブ・ディランの楽曲『Stuck Inside of Mobile with the Memphis Blues Again』に由来するとされています。 当時チープで平凡な素材として扱われたプラスチックやメラミン化粧板などを用い、新たな価値付けを試みました。新聞や雑誌でも大きな話題となったメンフィスは、毎年発表されるコレクションを通じて国際的な注目を集めました。しかし、商業的な側面が強まる中、1985年にソットサスがグループを離れ、その後活動は徐々に縮小し、1988年に解散。わずか7年間という短い活動期間ながら、その自由な発想と既成概念にとらわれないデザインは、現在のインテリアやプロダクトデザインにも大きな影響を与え続けています。

アレッサンドロ・メンディーニ

アレッサンドロ・メンディーニ(1931–2019)は、イタリアを代表する建築家・デザイナー、そして編集者です。1976年に前衛デザイナー集団「スタジオ・アルキミア」を設立し、機能性だけではない色彩や装飾、感情表現を重視したデザインを提唱。その思想は1981年にエットレ・ソットサスが結成した「メンフィス」へと受け継がれ、ポストモダンデザインの発展に大きな影響を与えました。代表作には「Proust Chair」やアレッシィの「Anna G.」があり、コンパッソ・ドーロ賞も複数回受賞しています。

エットレ・ソットサス

エットレ・ソットサス(1917–2007)は、20世紀後半を代表するイタリアの建築家・デザイナーです。建築や家具、ガラス、陶芸など幅広い分野で活躍し、1959年・1970年・1989年にはコンパッソ・ドーロ賞を受賞。1981年にはデザイン集団「メンフィス」を結成し、鮮やかな色彩や装飾性を取り入れた革新的なデザインで、ポストモダンを象徴する存在となりました。その作品は現在も世界各地の美術館に収蔵され、多くのデザイナーに影響を与え続けています。

ジョージ・ソーデン

イギリス・リーズ生まれのデザイナー。エットレ・ソットサスの事務所やオリベッティで経験を積み、1981年にはデザイン集団メンフィスの創設メンバーとして活躍しました。現在も照明ブランドSowdenLightをはじめ、照明や生活用品など幅広いプロダクトデザインを手がけています。

ナタリー・ドゥ・パスキエ

フランス生まれのアーティスト・デザイナー。1981年にエットレ・ソットサス率いるメンフィスの創設メンバーとして参加し、テキスタイルやラミネート柄、家具の表面デザインなどを数多く手がけました。幾何学模様と鮮やかな色彩を用いた彼女のデザインは、メンフィスの象徴的なビジュアルを形づくり、グループのアイデンティティを支えた重要な存在として知られています。

ミケーレ・デ・ルッキ

メンフィスの創設メンバー。ポストモダンデザインを代表するデザイナーであると同時に、現代建築やプロダクトデザインにも継続的な影響を与えている人物です。メンフィスで培った自由な発想と、建築家としての実践を融合させ、イタリアデザインを現在まで牽引し続けています。

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