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介護で役立つ着替え方|身体への負担を減らす基本

公開日:2026/07/07 更新日:2026/08/01
「肩が上がりにくくなってきた」 「ズボンを履くのが大変そう」 年齢を重ねると、肩や股関節、膝の動きが少しずつ変化し、今まで通りに着替えることが難しくなる場合があります。 そんな時も、着替える順番を少し工夫するだけで、身体への負担が軽くなることがあります。 介護では、 できることはなるべくご本人様に続けていただくことも、とても大切だと考えられています。 「自分でできることを続けられる」という実感は、その方らしい暮らしや尊厳を支えることにつながります。 もちろん、お身体の状態は一人ひとり異なりますが、今回は一般的な着替え方をご紹介します。

動きにくい方から着て、動く方から脱ぐ

身体の左右で動かしやすさに差がある場合は、 「動かしにくい方から着て、動かしやすい方から脱ぐ」 という順番が基本です。 この順番を意識することで、動かしにくい腕や足への負担を少なくできる場合があります。

上着(かぶりタイプ)の着方と脱ぎ方

【着るとき】 ① 動かしにくい・痛みのある腕を袖に通します。 ② 反対側の腕と頭を通します。 ③ 裾を整えます。 【脱ぐとき】 ① 動かしやすい方の腕を抜きます。 ② 頭を抜きます。 ③ 最後に動かしにくい方の腕を抜きます。

前開きの上着の着方と脱ぎ方

【着るとき】 ① 動かしにくい方の腕を袖に通します。 ② 背中へ回し、反対側の腕を通します。 ③ ボタンや留め具を留めます。 【脱ぐとき】 ① ボタンや留め具を外します。 ② 動かしやすい方の腕を抜きます。 ③ 最後に動かしにくい方の腕を抜きます。

ズボンの履き方と脱ぎ方

【履くとき】 ① 椅子に座り、動かしにくい方の足を通します。 ② 反対側の足を通します。 ③ 立ち上がり、ウエストまで引き上げます。 【脱ぐとき】 ① 立ったままズボンを膝下まで下ろします。 ② 椅子に座り、動かしやすい方の足を抜きます。 ③ 最後に動かしにくい方の足を抜きます。

着替えやすい衣類を選ぶことも大切です

着替え方を工夫することに加えて、衣類選びも大切です。 例えば、 ・前開きの衣類 ・大きめボタン ・伸縮性のある素材 ・ゆったりした袖 などは、お身体への負担を軽くできる場合があります。 ご本人様ができる部分は続けながら、必要なところだけお手伝いする。 そのためにも、お身体の状態に合った衣類選びはとても大切です。 痛みが強い場合は無理をせず、介助を受けたり、理学療法士・作業療法士などに相談しましょう。

迷われたらご相談ください

「着替えやすい衣類はありますか?」 「母にはどんな前開きが合っていますか?」 そんな時は、お気軽にご相談ください。 せたがや介護では、ご本人様のお身体の状態や生活環境を伺いながら、着替えやすさだけでなく、ご本人様が「できること」を続けられる衣類選びを一緒に考えています。 私たちは、衣類もご本人様の「その方らしい毎日」を支える環境づくりの一つだと考えています。 ※この記事は、せたがや介護の理学療法士が作成した内容をもとに、現在の知見や日々のご相談内容を踏まえて再編集しています。
更新日09/18(09/11〜09/17集計)