建築や内装仕上げにおいて、入隅・出隅の加工は美観と耐久性を左右する重要な工程です。正しく施工を行うことで、仕上がりの美しさはもちろん、耐久性やメンテナンス性も向上します。本記事では、入隅・出隅の基本を押さえたうえで、実践的な加工手順を詳しく解説。初心者からプロまで役立つポイントや注意点を紹介し、確実に美しく仕上げるコツをお伝えします。
※以下、コーナーの角度が90度の場合を例に説明します。
建築や内装において、壁や天井などが内側に入り込む角の部分を 入隅(いりすみ)、壁や柱が外側に突き出た角の部分を出隅(ですみ)といいます。 入隅はホコリが溜まりやすいため清掃の工夫が必要で、出隅は衝撃を受けやすいため補強材やコーナーガードの使用が推奨されます。耐久性や美観、さらには安全性にも影響を与えるため、用途やデザインに応じた適切な施工が重要となります。
では始めに、モールディングの加工に必要な道具である「治具(ぢぐ)」作っていきましょう。ここでは、出隅・入隅のどちらでも使える治具を作成していきます。廻り縁など、カットの難易度が高くなるデザインのモールディングを加工する際、便利に使用すことができます。
切りたいモールディングの断面サイズを図ります。
写真AとB部分のサイズを測ってください。
1.で測ったサイズを元に木枠を作成します。側面(A+α)の高さはAのサイズよりも少し余裕を持ってカットをすることで施工作業がしやすくなります。
釘・各種接着剤等で接着し、組立てが完成したら、真上から見て45度(コーナーの角度の1/2の角度)になるよう、両サイドをカットします。
※コーナーの角度の1/2の角度とは:
(例)コーナーの角度が90度の場合は45度、120度の場合は60度になるように作成してください
入隅・出隅どちらにも使用できる枠型の治具の完成です。