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オープンヘックスバーとは何か?ヘックスバーの"上位互換"としての価値

公開日:2026/09/18 更新日:2026/09/18
今回は、「オープンヘックスバーとはどんな器具なのか?」について解説します。オープンヘックスバーは、 「オープントラップバー」や「オープンデッドリフトバー」と呼ばれることもあり、短く「オープンバー」と略されることもあります。 その元となった従来のヘックスバー(トラップバー)は、1980年代にアメリカのパワーリフター、アル・ジェラードによって考案され、約40年にわたって世界中のジムで使われてきた代表的なスペシャリティバーのひとつです。 一方で、その発展形であるオープンヘックスバーの歴史は、まだ比較的浅い器具と言えます。 2019年、スウェーデンの ELEIKO がオープン構造を採用したヘックスバーである「オープンバー」を本格的に製品化したことで、この形状が広く認知され、以降さまざまなメーカーが追随する形で急速に普及が進みました。
従来のヘックスバー
ELEIKO オープンバー
まだ日本では馴染みの薄い器具という事もあり、当店ではお客様から「通常のヘックスバーはありませんか?」とお問い合わせをいただくこともあります。 しかし当店では、基本的に従来型のヘックスバーを積極的に取り扱う予定はありません。 理由はシンプルで、実使用においてオープンヘックスバーの方が明確に汎用性が高いからです。 オープンヘックスバーは、ヘックスバー(トラップバー)の持つ利点をそのまま活かしながら、機能面と使いやすさをさらに拡張した器具です。

ヘックスバー(トラップバー)の基本機能

ヘックスバーの最大の特長は、身体の中心に近い位置で荷重を受けられることです。 身体を囲む形状により重心が真下に来やすく、腰や背中への負担を抑えながら、安全に高重量を扱いやすくなります。 また、前傾が浅くなりやすく、股関節と膝を自然に使えるため、初心者から高重量トレーニングまで幅広く対応できる点も特長です。

オープンヘックスバーで追加される機能

オープンヘックスバーは、こうしたヘックスバーの利点を土台に、運用面と種目対応力を大きく拡張しています。
片側が開いたオープン構造により、出入りがスムーズで安全性が向上
ランジやキャリー系種目、ローイング種目、ザーチャースクワット、ショルダープレス等、多種多様な種目に対応
ジャッキ機能を内蔵しており、プレート交換が容易
直立するため、持ち運びやすく省スペースな保管が行える これらの多用途性と運用性により、オープンヘックスバーは現在、 スペシャリティバーベルの中でも非常に重要度の高い存在となっています。 以前の特集でも触れましたが、 オープンヘックスバーは セーフティスクワットバーと並び、最優先で導入を検討すべきスペシャリティバーベル のひとつです。 特にアスリート施設やリフティングジムでは、数あるスペシャリティバーベルの中でも 優先順位は最上位クラスになると考えています。 次回は、今回ご紹介した考え方を踏まえたうえで、 MBCオープンヘックスバーがどのような設計思想で作られているのかを、もう少し具体的にご紹介する予定です。