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店舗照明の選び方|設計・施工前に確認したい5つのポイント

公開日:2026/09/03 更新日:2026/09/03

店舗照明は目的から決める

店舗照明を選ぶとき、最初に決めたいのは器具の形ではなく「どこで、何を、どう見せたいか」です。 同じ店内でも、入口には入りやすさ、通路には歩きやすさ、商品棚には商品の見やすさ、レジには作業のしやすさが求められます。飲食店なら、客席の落ち着きと料理の見え方も大切です。店内全体を一律に明るくするだけでは、必要な場所に光が届かなかったり、店の印象が平坦になったりします。 まず平面図に入口、通路、商品棚、客席、レジ、サインを書き込み、それぞれに必要な光の役割を整理すると、器具選びが進めやすくなります。

光を3つの役割に分ける

店舗の光は、大きく「全般照明」「重点照明」「装飾照明」の3つに分けて考えるとまとまります。 【全般照明】 店内を移動しやすくし、空間全体の明るさを支える光です。暗い場所が不自然に残らないよう、通路や床面まで見ながら配置します。 【重点照明】 商品、テーブル、壁面展示など、見せたい場所へ光を足します。見てほしい場所に明暗差をつけると、視線を導きやすくなります。 【装飾照明】 ペンダントライトや意匠性のあるシーリングライトなど、点灯していない時間も内装の一部になる照明です。必要な明るさをまかなえるとは限らないため、全般照明や重点照明と組み合わせます。

明るさは場所ごとに考える

店舗の明るさは、部屋の広さだけで決めるものではありません。壁や床の色、天井の高さ、窓から入る光、棚の高さ、器具から照らす面までの距離でも見え方が変わります。 濃い色の壁や高い天井では光が届きにくく感じることがあります。反対に、白い壁や光沢のある素材が多い店内では、反射光が強く、明るすぎると感じることもあります。 必要な明るさは、入口、通路、商品棚、客席、レジ、作業台など場所ごとに分けて検討します。完成前に仮点灯できる場合は、実際の商品や家具を置いた状態で確認すると安心です。

色温度で印象をそろえる

光の色は、店の雰囲気と商品の見え方を大きく左右します。 あたたかみのある電球色は、落ち着いた飲食店やくつろぎを重視する空間になじみやすい色です。白っぽい光は、細部の見やすさや清潔感を出したい売場、作業スペースに向いています。 店内で光色が細かく混在すると、空間がちぐはぐに見えることがあります。エリアの目的に合わせて分ける場合も、切り替わる位置を決めておくことが大切です。内装材や什器のサンプルを実際の光に当て、色の見え方を確認してから決定します。

光の質と広がりを確認

器具を比較するときは、明るさと色温度だけでなく、演色性、まぶしさ、光の広がりも確認します。 【演色性】 演色性は、照らした物の色の見え方に関わる指標です。衣類、食品、化粧品、花、木材など、色や質感が商品価値につながる売場では、商品を照らしたときの見え方まで確認します。 【まぶしさ】 光源が直接目に入る位置では、十分な明るさがあっても居心地が悪くなることがあります。着席時やレジに立つ人の目線、入口から店内を見た角度を確かめます。 【光の広がり】 狭い範囲を強く照らす光と、広い範囲へやわらかく広がる光では役割が異なります。商品棚に重点を置くのか、通路まで均一に照らすのかを決め、目的に合う配光を選びます。

図面と現場で確認する

照明器具が決まっても、取り付け条件が合わなければ施工できません。設計段階では、天井の高さと下地、取り付け方法、配線位置、スイッチ回路、調光の有無を確認します。 ペンダントライトは、器具の高さだけでなく、テーブルやカウンターとの距離、人や搬入物が通る位置も見ておきます。複数灯を並べる場合は、器具同士の間隔と中心線を図面に記載しておくと、施工時の認識違いを防ぎやすくなります。 既存配線を利用する改装では、現在の取り付け器具、電源位置、回路の分け方を現場で確認します。配線工事や器具の直結が必要な場合は、有資格者による施工が必要です。器具の取扱説明書と現場条件を施工担当者と共有してください。

発注前に手戻りを防ぐ

器具を発注する前に、品番、色、灯数、数量、電球の有無、取り付け方法を一覧にします。色違いや仕様違いがある商品は、図面上の記号と発注内容を一致させておくことが大切です。 複数店舗や同一空間で同じ器具をそろえる場合は、必要数と納期を早めに確認します。交換用の電球を使用する器具なら、口金、形状、サイズ、消費電力、調光対応の可否も確認してください。 神戸マザーズランプでは、店舗の印象づくりに使いやすいシーリングライトやペンダントライト、交換用LED電球を取り扱っています。設計・施工条件と照らし合わせながらお選びください。
更新日:10/01(09/24〜09/30集計)