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昆布おじさんの独り言【料理は、まず美味しくないと始まらない】

公開日:2026/09/04 更新日:2026/10/31

料理は、まず美味しいこと

料理について、最近こんなことを考えています。 「美味+○○」 ○○の中に何を入れるかは、人によって違います。 「健康」を入れる人もいる。 「美しさ」を入れる人もいる。 「無駄なく」を入れる人もいる。 でも僕は、その前に一つだけ絶対に、外せないものがあると思っています。 それは、まず、美味しいこと。 いくら体に良くても、美味しくなかったら毎日は続きません。 いくら見た目がきれいでも、食べて「うーん……」では困ります(笑) やっぱり料理は、美味しいのが一番です。 そのうえで、 美味+健康 美味+美しさ 美味+無駄なく 何をプラスするか。 ここから料理する人の個性が出てくるのだと思います。

昆布屋の「美味+健康」「美味+無駄な

僕の場合は、昆布屋ですから、 「美味+健康」は考えやすい。 昆布をだしに使ったり、炊いたり、細く切って食べたり。 そしてもう一つ、僕が昔から好きなのが、 「美味+無駄なく」 だしを取った昆布も捨てずに食べる。 料理で残ったものも、別の一品にできないか考える。 これは僕にもできます。

僕が苦手な「美味+美しさ」

ところが、どうも苦手なのが、 「美味+美しさ」なんです。 料理そのものは好きなのですが、きれいに盛り付けるとなると話は別。 同じ材料を使っているはずなのに、料理の上手な人が盛り付けると、 「これ、ほんまに同じ昆布か?」 と思うくらい美しくなります。 今回載せている写真の中にも、そんな料理があります。 美しい料理の写真は、美人料理人さんの作品です。 昆布締めも、昆布を使った一皿も、盛り付け一つで立派なご馳走になる。 僕にはなかなか真似できません。 せやから、憧れるのです。 料理は、食べればなくなります。 でも、目で見て「美味しそう」と感じた瞬間から、もう料理は始まっているのかもしれません。

昆布をどう美しく食べてもらうか

75歳になっても、昆布についてまだまだ勉強することがあります。 そして最近は、 「昆布をどう美しく食べてもらうか」 これも勉強せなあかんな、と思っています。 昆布というと、どうしても 「だしを取るもの」 「体に良いもの」 というイメージが先に来ます。 でも、それだけやない。 美味しく。 健康に。 無駄なく。 そして、美しく。 昆布には、まだまだいろんな料理の可能性がありそうです。 さて、皆さんなら、 「美味+○○」 ○○に何を入れますか? 僕はしばらく、苦手な「美味+美しさ」に挑戦してみようと思っています。 盛り付けの才能まで昆布からだしが出てくれたら、一番ありがたいのですが(笑)

昆布おじさん 喜多條 清光