【高齢者】便の回数が多いのはなぜ?考えられる原因と安心の対策
公開日:2026/08/21 更新日:2026/08/27高齢のご家族やご自身で「1日に何度もトイレに行って便が出る」「出たあともすっきりしない」とお悩みではありませんか?高齢者の頻便は、腸や肛門の筋肉低下による直腸性便秘や、固まった便のすき間から水っぽい便が漏れる「仮性下痢(奇異性下痢)」などが原因で起こります。本コラムでは、高齢者の便の回数が多い主な原因とセルフケア、病院を受診すべき目安を詳しく解説します。
-------------------------------------------
〇目次
【1】便の回数が多い3つの原因
【2】ご家庭でできるケア方法
【3】受診すべき目安と診療科
【4】ピーチラック(乙字湯)の紹介
-------------------------------------------
高齢者の方で便の回数が多くなる(頻便)場合、主に以下のような原因が考えられます。
・直腸性便秘(筋力・感覚の低下)
加齢に伴い腹筋や肛門括約筋が弱まり、直腸のセンサーも鈍くなると、便を1回でしっかり出し切れなくなります。残便感が残り、少量の便が何度も出ることになります。
・仮性下痢(奇異性下痢)
おしりの出口(直腸)にカチカチの硬い便が詰まり、そのすき間から液体状の便だけが少しずつ何度も漏れ出てくる現象です。一見下痢に見えますが、根本原因は重度の便秘です。
・大腸疾患や腸内環境の変化
大腸ポリープや大腸がんによって腸の通り道が狭くなると、便が一度に出にくくなり頻便になります。また、加齢による腸内細菌のバランス低下も原因となります。
何度もトイレに行く負担を減らし、スムーズな排便を促すためのセルフケアです。
・こまめな水分補給を促す
のどの渇きを感じにくくなるため、意識して白湯やお茶などをこまめに飲んでもらいましょう。便の硬さを和らげ、排便をスムーズにします。
・前かがみの排便姿勢をとる
洋式トイレで少し前かがみになり、足元に小さな踏み台を置くと、直腸と肛門がまっすぐになり便が出やすくなります。
・無理にいきませない
出ないからと長く座っていきむと、肛門を傷つけて痔になったり、血圧が急上昇して危険です。出ないときは一度トイレを出るよう声をかけましょう。
単なる加齢による変化だけでなく、治療が必要な病気が隠れている場合もあります。以下の症状が見られる場合は「消化器内科」「胃腸内科」または「肛門科」を受診してください。
・受診すべき目安・症状
・便に血や粘り気のあるものが混ざっている
・下痢のような状態が続いて衰弱している、または体重が減ってきた
・お腹がパンパンに張っていて、強い腹痛や吐き気がある
・便が細くなり、何週間も頻便が改善しない
特に「便秘と下痢を繰り返す」「便が細い」といった症状は大腸の病気(がんやポリープなど)のサインの可能性があるため、早めの受診が大切です。
「便秘傾向のある痔を、飲んで内側から整えたい」という方には、当店(通販)で取り扱う第2類医薬品ピーチラック(乙字湯)があります。体力中等度以上で、大便がかたく便秘傾向のある方の、いぼ痔(痔核)・きれ痔・便秘・軽度の脱肛に用いられる漢方薬です。
-------------------------------------------
区分
第2類医薬品(漢方製剤)
効能・効果
体力中等度以上で、大便がかたく、便秘傾向のあるものの次の諸症:痔核(いぼ痔)、きれ痔、便秘、軽度の脱肛配合生薬当帰・柴胡・黄芩・甘草・升麻・大黄(6種)用法・用量年齢ごとに定められた用量を、食前または食間に水またはお湯で服用(詳細は添付文書をご確認ください)
-------------------------------------------
ご使用の前に
乙字湯は体が虚弱な方、胃腸が弱く下痢しやすい方には向かないことがあります。妊娠・授乳中の方(乙字湯は大黄を含みます)、医師の治療を受けている方は、服用前に必ず医師・薬剤師・登録販売者にご相談ください。痛みや出血が強い・症状が改善しない・悪化する場合は服用を中止し、医療機関(肛門科など)を受診してください。
-------------------------------------------