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とうみワイン収穫祭2026

公開日:2026/09/09 更新日:2026/09/10
人口3万人弱のまちに15軒ものワイナリーが集う、長野県東御市。長野県ではじめて「ワイン特区」に認定され、今もぶどう畑は広がり続けています。 なぜ、多くのワインの造り手が東御市に集うのか。 「とうみワイン収穫祭2026」で東御ワインの個性を育む理由を知り、その土地の魅力を、ぜひ一杯のワインから味わってみてください。

なぜ、15軒ものワイナリーが集ったのか

東御市には現在、15軒ものワイナリーがあります。さらに、ワイン用ぶどうを栽培し委託醸造でワインを造る「ヴィンヤード」と呼ばれる人も多く、その多くがワイン造りに魅せられて、移住してきた方です。 なぜ、この人口3万人に満たない小さなまちに、ワインの造り手が集っているのでしょうか。 その魅力を紐解いてみましょう。 【とうみワインの歴史】 東御市でのワイン造りは、1992年にヴィラデストワイナリーの創設者・玉村豊男氏がメルロー、シャルドネ、ピノ・ノワールを植えられたことから始まりました。その後、2003年にヴィラデストワイナリーを創業、初仕込みをしてから、23年のうちに、市内に15軒ものワイナリーができています。 その間、2008年に長野県で初めて「ワイン特区」に認定され、通常、年間6キロリットル必要な最低製造数量が、東御市内では年間2キロリットルに緩和されました。さらに、2015年には栽培・醸造からワイナリー経営までを学ぶ「千曲川ワインアカデミー」が開講されました。 こうした環境も、新たな造り手の挑戦を後押しし、東御市に多くのワイナリーが集まる大きな原動力となりました。
次に、美味しいワインの絶対条件としての、ワインぶどうを支える気候風土について紹介します。 【ワインぶどうを育む東御市の気候風土】 ①ぶどうを育てる、たっぷりの陽ざし 周囲を山々に囲まれた東御市は、湿った空気の影響を受けにくく、晴れの日が多いまちです。 年間の日照時間は約2,180時間。東京都と比べると約250時間長く、一方で年間降水量は約1,000mmと、東京の約6割程度にとどまります。 雨が少なく、たっぷりの陽ざしを受けられる環境のなかで、ワイン用ぶどうはゆっくりと成熟していきます。
②標高差が育てる個性豊かなぶどう ぶどう畑は、標高約500mから1,000m近くまで広がります。標高が変われば、気温や昼夜の寒暖差、日照など、ぶどうを取り巻く環境も変わります。 比較的温暖な場所から、より冷涼な高標高地まで。それぞれの畑に適した品種を選ぶことで、メルローやシャルドネをはじめ、リースリングなどの冷涼な地域で育つ品種まで、多彩なワイン用ぶどうが栽培されています。 小さなまちの中に異なる気候条件があることも、東御のワインに豊かな個性をもたらす理由のひとつです。
③ぶどうは昼に熟し、夜に酸を保つ 海から遠く、内陸に位置する東御市。 海水は陸地に比べて温まりにくく冷めにくいため、沿岸部では気温の変化を和らげる働きをしますが、内陸の東御市ではその影響を受けにくく、昼夜の寒暖差が大きくなります。 晴天の日中は、たっぷりの日差しを浴びてぶどうの光合成が進み、果実の成熟を促し、糖度が上がります。一方、日が沈むと気温はぐっと低下。夜間の涼しさがぶどうを休ませ、成熟とともに失われていく酸を保つことにつながります。 この大きな寒暖差が、豊かな果実味と美しい酸をあわせ持つ、東御らしいワインを育むひとつの要因です。 ④川を渡れば、土が変わる 東御市の中央を流れる千曲川。その右岸と左岸では、大地の成り立ちが異なり、土の性質にも違いがみられます。 浅間山系へと続く右岸には、周辺の火山活動の影響を受けた火山灰由来の黒ボク土が広がります。黒ボク土は有機物を多く含み、比較的肥沃で、通気性や水はけがよい土壌のため、ぶどうがしっかりと大地に根を張ることができます。 一方、千曲川左岸に広がる八重原台地と御牧原台地。この一帯では、湖や河川で土砂が堆積してできた地層がみられ、かつて湖底だったともいわれています。現在は、細かな粒子を多く含む、強い粘土質の土壌が特徴です。強粘土質の土壌は、細かな粒子が多く、水分や養分を保持する力が高いのが特徴です。一方で、水が抜けにくいため、排水への配慮が必要です。八重原台地では、傾斜のある畑でぶどうを育てることで自然な排水を促し、強粘土質の土壌と向き合いながら栽培しています。 火山の影響を受けた右岸と、湖や河川の歴史を感じさせる左岸。 同じ市内でも、土壌の違いによる味わいの違いが楽しめるのも、とうみワインの魅力です。

とうみワイン収穫祭だから出会えるワイン

「とうみワイン収穫祭」では、期間限定の特別なラインナップをご用意しています。 気になる一本から。 飲み比べから。 まずは、とうみワインとの出会いをお楽しみください。 開催期間:2026年9月1日(火)〜9月30日(水) 参加ワイナリー:アトリエデュヴァン / アルカンヴィーニュ / ヴィラデストワイナリー / おいしい農園 / 鹿之助萬蔵 / / のらのらふぁーむ / HIRO / ぼんじゅーる農園醸造所 / ヨネファーム東御 / リュードヴァン <50音順>

ヴィラデストワイナリー

東御市初のワイナリー。 ブドウ畑の風景を見ながら、そのブドウからつくられたワインを飲む。ガーデンを眺めながら、地元で採れたばかりの新鮮な素材を生かした料理を囲んで、楽しい時間を過ごす。そんな田園のリゾートを目指して設立されました。IWCシルバーメダルやG7長野県軽井沢外相会合で提供されるなど、国内外で高い評価を得ています。 ヴィラデストワイナリーでは、東御市の風土を写した、エレガントでクリーン、かつ凝縮感のあるワインが生み出されています。

アルカンヴィーニュ

千曲川ワインアカデミーを開講し、多くの造り手を排出しているワイナリー。「ワインのある食卓」に集う日常の暮らしの楽しさをより多くの方に、そして未来に伝えるため、手に取りやすいカジュアルなラインナップが揃うのも特徴です。

季節ごとにお届けする「頒布会」

異なる畑の気候、標高、土壌の特徴を受けて育ったぶどうに、造り手それぞれの個性がかけ合わさって生まれるワイン。だからこそ、同じ品種でも畑によって、造り手によって、様々な味わいが生まれます。 そこで「とうみワイン収穫祭」では、一度だけではなく、季節を追いながら東御のワインを楽しめる頒布会をご用意しました。 ワイナリーが変われば、味わいも変わる。 品種が変われば、また新しい発見がある。 ボトルが届くたび、少しずつ東御を知っていただけたら。 そんな思いを込めた頒布会です。

ワインの向こうにある「東御市」へ

ワインが生まれた畑。 ぶどうを育てた人。 醸造をする人。 そして、その向こうに広がる東御の風景。 ワインをきっかけに東御を知り、いつか実際にこの土地を訪れていただけたら。 私たちにとって、これほどうれしいことはありません。 とうみワイン収穫祭の受付は9月30日まで。 気になる一本から、頒布会から。 あなたのお気に入りの『とうみワイン』を見つけてください。
東御のワイン