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【米沢・ものづくり探訪】シルキーリビング

公開日:2026/10/14 更新日:2026/10/15
執筆:米沢市ふるさと納税サポート室 四季の変化がはっきりしている山形県米沢市。冬の厳しい寒さに向き合いながら、寝具づくりを続けてきた会社があります。 単なる「温かさの追求」ではない、こだわりと技術が織りなす「ものづくり」への想いを遠藤社長にお聞きしました。 ■目次 ・米沢織の布団から始まった、地域密着の歩み ・地元の環境が生んだ、二つの独自技術 ・職人の手仕事が想いを紡ぐ ・大切な眠りの時間を、米沢の品質と共に ※本ページの内容は2026年9月取材日時点のものです。

米沢織の布団から始まった、地域密着の歩み

弊社は1988年4月に創業しました。米沢織の手描き友禅を施した布団などを販売していく中で「地域に密着した店を作り、製造から直接販売までできる場所を作りたい」という理念から、シルキーリビングが立ち上がったと聞いています。設立と同じ年に私も入社し、ずっと会社の歩みを見てきました。社長を引き継いでからも、受け継いだ伝統技術と「品物を大切に長く使っていただきたい」という想いを変わらず持ち続けています。

地元の環境が生んだ、二つの独自技術

米沢は冬になると厳しい寒さに包まれる盆地です。「この寒さの中でも軽くて暖かく、快適に眠れる布団を作りたい」という想いから、1995年に特許縫製技術「アルダスキルト」を開発しました。羽毛布団はマチの高さによって羽毛の動きや保温性が大きく変わります。一般的な縫製では、羽毛が片寄ったり、移動したりしてしまうんです。私たちは羽毛が片寄らず、隙間風も入りにくい独自の縫製パターンを追求し、軽くて体にフィットする布団を作り上げました。発売から約30年経った今でも多くのリピーターの方にご愛用いただいています。 もう一つの技術が多機能素材「ゼオテックス」です。米沢市板谷地区で採れる純白の天然鉱石ゼオライトを繊維に練り込んだ特殊素材で、遠赤外線による温かさや、調湿・消臭・抗菌機能を備えています。実は米沢は、日本で初めてレーヨン(人造絹糸)の工業化に成功した地域でもあります。地元の天然素材と米沢ゆかりの繊維技術が結びついて生まれたこの製品は、地域の資源と歴史が紡いだ米沢ならではの寝具だと思っています。

職人の手仕事が想いを紡ぐ

布団の縫製、販売だけでなく、オーダーカーテンの提案、仕立てまでを自社で一貫して行っています。カーテンは1センチ単位での調整に対応し、無料貸し出しのカーテンサンプルを豊富にご用意。部屋の雰囲気や照明との相性までじっくりご相談いただけます。 また、長年愛用された羽毛布団を解体・丸洗いし、羽毛を足して仕立て直す「リフォーム」も大切なサービスの一つ。お嫁入りの際に贈られた布団を大切にお使いのお客様から「リフォームするのは少し気が引ける」とお声をいただくこともありますが、思い出のある表生地はご要望に応じてお返しするなど、心を込めて対応しています。 布団もカーテンも生活に必要なもので、毎日触れて、目にします。日々の暮らしの中でお使いいただくものだからこそ「見えないところでも手を抜かない」姿勢が製造現場では大切です。多能工の職人たちが一つひとつの工程に思いを込め、小ロットで丁寧な仕立てを続けています。

大切な眠りの時間を、米沢の品質と共に

睡眠は人生の3分の1を占める大切な時間。掛け布団はもちろん、敷き布団や枕の組み合わせによって、眠りの質は大きく変わります。私たちが作る製品は、日々のお手入れやリフォームを通じて長くお使いいただけるものばかりです。「大切にお手入れをしながら心地よく使い続ける」という暮らし方を、これからも米沢から発信していきたいと思っています。 米沢は本当に素敵なまちです。四季がはっきりしていて、季節ごとに違う表情を見せてくれます。食べ物も米沢牛だけでなく、山菜や地場野菜も美味しい。私たちの手仕事も、こうした地域の文化の一部だと思っています。ふるさと納税を通じて、この土地の気候や歴史から生まれた寝具の温かさを、少しでも多くの方に感じていただけたら嬉しく思います。

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更新日:10/20(10/13〜10/19集計)
米沢牛