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ペットの防災カード(エマージェンシーカード)の書き方と使い方

公開日:2026/09/29 更新日:2026/09/29
ペットの防災カードは、うちの子の名前や特徴、飼い主さんの連絡先を書いておき、飼い主さんが伝えられないときに、代わりに伝えてくれるカードです。避難のときに持ち出すA5サイズのカードと、お財布に入れておく名刺サイズのカードの2枚に分けて持つと、家にいるときも、外にいるときも備えになります。 もしものとき、うちの子のことをいちばんよく知っているのは飼い主さんです。でも、その飼い主さんがそばにいられないこともあります。 エマージェンシーカード、緊急連絡カード、ペットレスキューカードなど、呼び方はいろいろです。このページでは、ペット防災カードセットを例に、書き方と使い方をまとめました。全部の欄が埋まらなくても大丈夫です。まずは分かるところから書くだけでも、備えになります。

防災カードが役に立つ場面

防災カードが役に立つのは、たとえばこんなときです。 ●避難のときに、うちの子とはぐれてしまった → 避難防災カード(A5サイズ)に書いた名前や特徴、マイクロチップ番号が、探すときの手がかりになります ●外出先で、事故や急な体調不良にあった → お財布の緊急情報カード(名刺サイズ)が、家に動物がいることと、緊急連絡先を伝えるきっかけになります 一人暮らしの飼い主さんは、家でうちの子が待っていることを、まわりの人が知らないかもしれません。お財布の1枚が、いちばん身近な備えになります。

避難用のカード(A5サイズ)に書くこと

避難防災カード(A5サイズ)は、厚紙のカードです。欄はたくさんありますが、4つのまとまりで考えると書きやすくなります。 ●その子を見分けるために 種類、色や模様、体重、性別を書きます。「しっぽの先が白い」「胸に白い毛」のように、ほかの子と見分けられる特徴を書いておくと、探すときの手がかりになります。 ●そっと近づいてもらうために 呼ぶと来るか、人なれ、逃げやすさ、ほかの子との相性、抱っこ。知らない場所でこわがっている子に、保護してくれる人がどう近づけばよいかが伝わります。丸で囲むだけなので、すぐに書けます。 ●体のこと 持病、ふだんのフード、ワクチン、かかりつけの病院、マイクロチップ番号。犬は、鑑札と狂犬病予防注射済票の番号も書けます。 ●飼い主さんの連絡先 飼い主さんの名前と、家族など、ほかにつながる緊急連絡先です。携帯電話の番号もあれば書いておきます。 カードには、その子の特徴が分かる写真をホチキスで留めておくと、さらに安心です。

お財布に入れるカードの使い方

緊急情報カード(名刺サイズ)は、二つ折りのカードです。おもてには「私(飼い主)が対応できない時は、うら面の緊急連絡先へご連絡ください」「家に動物がいます」と書いてあり、開くと、かかりつけの病院やマイクロチップ番号、持病、お薬、接し方を書く欄があります。 お財布の中の、運転免許証や身分証明書と同じところに入れておくのがおすすめです。もしものとき、まわりの人の目に入りやすくなります。
「接し方」の欄には、はじめて会う人が、うちの子のお世話をするときに知っておいてほしいことを書きます。 ●こわがりで、大きな音が苦手 ●名前を呼ぶと来やすい ●抱っこは苦手。おやつで誘導しやすい 飼い主さんが帰れない間、うちの子を見てくれる人への、小さな引き継ぎのメモになります。 避難防災カード(A5サイズ)と緊急情報カード(名刺サイズ)は、ペット防災カードセットにそろっています。 ↓↓↓ ペット防災カードセット

書いたら、どこに置く?いつ見直す?

書いたカードは、すぐ手に取れるところにしまっておきます。 ●避難防災カード(A5サイズ):非常持ち出し袋の中に、防災グッズと一緒に ●緊急情報カード(名刺サイズ):いつも持ち歩くお財布に カードのコピーを別の場所に保管したり、カードの写真をスマホに残したりしておくと、さらに安心です。 体重やお薬、連絡先は、少しずつ変わっていきます。引っ越しや、かかりつけの病院が変わったとき、年に一度の防災の日などに見直して、「記入年月日」の欄に書いた日を残しておきましょう。マイクロチップに登録した連絡先も、あわせて確かめておくと安心です。

玄関にはペットレスキューサイン

防災カードは、飼い主さんが持っていく備えです。では、飼い主さんが外にいるとき、家で待っているうちの子のことは、どう伝えればよいでしょう。 留守中の地震や火事のとき、家の中に動物がいることを外から来た人に知らせる目印が、ペットレスキューサインです。 「Help me! 動物がいます 緊急時、救助願います」と書かれた約10cm角の黄色いマグネットで、玄関ドアに貼るだけで使えます。必ず見てもらえるとは限りませんが、気づいてもらうきっかけになります。 玄関の内側の分かりやすいところに防災カードのコピーを置いておくと、うちの子のことを、よりくわしく伝える助けにもなります。 貼れるドアかの確かめ方は、「マグネットサインの選び方」のページにまとめています。

防災カードのよくある質問

Q. 全部の欄を埋めないと、使えませんか? A. 分かるところからで大丈夫です。カードにも「まずはわかる範囲だけでも大丈夫」と書いてあります。名前と飼い主さんの連絡先、見分けるための特徴があるだけでも、手がかりになります。 Q. 猫や小動物でも使えますか? A. はい、使えます。「犬・猫・その他」から選ぶ欄があるので、うさぎや鳥などの子のことも書けます。犬だけの欄(鑑札・注射済票)は、空けたままで大丈夫です。 Q. 何匹かいるときは、どうすればいいですか? A. 1匹に1枚ずつ書いておくのがおすすめです。もしものときはあわただしく、その場で1匹ずつ書き写す余裕や手間は、なかなかありません。その子だけの専用のカードがあれば、はぐれたときも、そのまま渡して伝えられます。災害のときのごたごたの中でも、手に取ってすぐ見せられる紙のカードがあると安心です。 Q. エマージェンシーカードと、ペット防災カードは違うものですか? A. どちらも、うちの子の情報をまとめておくカードのことで、呼び方が違うだけのことが多いです。ただ、避難のときに持ち出すカードと、ふだん持ち歩くカードは、使う場面がまったく違います。1枚で兼ねずに、それぞれ別々に用意しておくと安心です。
もしものことは、考えるだけで不安になります。でも、カードに書いてみると、うちの子の好きなこと、苦手なことを、あらためて見つめる時間にもなります。今日できる小さな備えから、はじめてみてはいかがでしょうか。