ニムファとは、世界各地に広く分布するスイレンの仲間です。
アクアリウムではスイレン科の「ニムファ」とミツガシワ科の「ニムフォイデス」の2グループが、ニムファとして扱われます。
他にもコウホネの仲間や、バルクラヤの仲間もこのグループとして扱うこともあります。
ニムファ系の水草は屋内水槽で栽培できる熱帯性スイレンの一種ともいえ、水槽内では柔らかな水中葉が独特の世界観を演出します。
このグループの最大の特徴として、「浮葉を出す」ことが挙げられます。
水中ではウェーブのかかった丸形の葉を、水上では丸型に切れ込みの入ったハスのような葉を展開します。さらに調子よく育てると、水面で花を咲かせます。
水中と水上で趣の異なる2種類の葉が楽しめるのが、このニムファ類の特徴です。
また、ニムファ類には葉に模様が入る種類もいくつかあり、他の水草には見られない独特な色彩表現も魅力といえるでしょう。
柔らかな葉と浮葉を使い分け、1株で2つの楽しみ方ができるニムファ。
水槽内で楽しむ小型スイレンの世界へ、貴方を誘いましょう。
・原産分布:アフリカ
・葉長:約5~15cm(水中葉)
アクアリウムでよく用いられ、大変育成しやすい種です。浮き葉も出しにくく水中葉のまま長期維持できるので、とても扱いやすいです。
葉の存在感は抜群で、中景~後景にかけてのワンポイントとして活躍してくれること間違いありません。
配置方法として、葉の広がると思われるスペースを確保してあげるとよいでしょう。
・原産分布:東南アジア(タイ、ラオス)
・葉長:約5~20cm(水中葉)
綺麗な赤味を持つ葉が特長的な種で、中景のアクセントに用いるとよいでしょう。
浮葉を出しやすく、少々管理が大変ですが、その浮葉をレイアウトとして使う方法もあるのでチャレンジしてみる価値はあります。
また環境により葉の大きさが変わるので注意して下さい。
育成は容易ですので入門種としておすすめです。
・原産分布:西アフリカ
・葉長:約5~10cm(水中葉)
緑色の葉に特長的な斑点模様が美しい種です。
浮葉にムカゴをつけますので増やす楽しみを味わえます。
その他、株分けなどの増やし方もありますので、是非お試し下さい。
ニムファはご存知のとおり浮葉を出しますよね?
皆さんはこの浮葉をどうしたらよいか迷ったことがありませんか?
この浮葉はそのまま残しておくと水中葉がどんどんなくなり水景を維持できなくなる可能性があります。
そのため定期的に浮葉を切り取らなければならないのです。
切り取り方としてはなるべく根元の方で切るのがよいでしょう。
定期的に切り取れていれば、水中葉に光も届きますし、元気を出しますのでうまく育てる有効な1つの手段になります。
しかし種類によっては切り取りすぎると休眠状態に入ってしまうことがあるので注意が必要です。
肥料は底床にコケが発生しない程度に与えて下さい。
光量は種類により異なりますが、60cmレギュラー水槽で3灯以上が好ましいでしょう。
CO2は添加した方がよく育ちます。
この肥料、光量、CO2をバランスよく増やすことによって、大きく育てることも可能です。逆に抑えることによってうまくいけば小さく維持することも可能なのです。
また光量、CO2を強めにすることで浮葉を抑制することができる種類もありますので試してみてください!