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牧草の種類・選び方について

公開日:2025/10/12 更新日:2025/10/19

牧草とは

牧草は、家畜の飼料として栽培される草のこと。 イネ科とマメ科にわかれ、特にイネ科にはさまざまな種類があります。 刈り取ったままの生牧草、天日干しで水分を減らした乾草、乳酸発酵させたサイレージと、加工方法によって3つにわけられます。 ペットとしてよく飼われる小動物たち(うさぎ・モルモット・デグー・チンチラなど)がよく食べるのは生牧草か乾草です。 世界中で牧草としてメジャーな種類ですと、「チモシー」の乾草が広く流通しています。「チモシー」はイネ科の牧草の1品種を指します。 そのため、牧草=チモシー乾草という意味でいわれることもよくあります。 「チモシー」のほかにも、イネ科ですと「イタリアンライグラス」「バミューダヘイ」「オーツヘイ」「オーチャードグラス」「ウィートヘイ」「オオムギ」「クレイングラス」「バミューダグラス」「スーダングラス」などがあります。 マメ科だと「アルファルファ」が代表にあげられます。

チモシーの特徴・種類について

チモシー(イネ科)は、カロリーが低く、低たんぱく、低カルシウムで繊維質が豊富なので、すべての年齢に適した牧草です。 適度に硬さもあるので、歯が伸び続けるげっ歯類の子の歯の摩耗にもかかせません。 成長が早いので、春から冬の初めにかけて2~3回収穫が可能です。 1回目(春~初夏)に刈り入れしたのを1番刈り、2回目(夏~秋)を2番刈り、3回目を3番刈りと言い、回を追うごとに茎や葉は柔らかくなりますが、繊維質は少しずつ少なくなっていきます。 <各刈り方別の製品特徴> 🟩1番刈り(いちばんがり) ・若い茎のため、茎が太くしっかりとしている ・繊維たっぷりでシャキシャキ食感 ・土の中から吸収したミネラルも含まれ繊維質(食物繊維)が多く、成分のバランスが良いので、、歯や胃腸の健康維持におすすめ 【こんな子におすすめ】 ・硬めで食感重視なものが好みな子 ・健康維持を重視する子 🟨2番刈り(にばんがり) ・茎は細くやわらかめで、葉の部分が多い ・香りがよく、食べやすい ・繊維は一番刈りよりやや少なめ ・嗜好性は一番刈りより良い 【こんな子におすすめ】 ・歯やあごの力が弱めの子 ・シニアの子 ・初めてチモシーを食べる子 ・食欲不振な子 🟧3番刈り(さんばんがり) ・茎が細く葉がほとんどを占めている ・一番やらわかいタイプ 【こんな子におすすめ】 ・歯やあごの力が弱めの子 ・授乳期、高齢期の子 ・硬い牧草を好まない子
また、収穫して乾燥させたチモシーは、運搬のために圧縮されます。畑でまとめて圧縮されたものを「シングルプレス」、「シングルプレス」をさらに機械で圧縮したものを「ダブルプレス」といいます。 <各圧縮方法別の製品特徴> ⬛シングルプレス ・茎や穂がほとんど潰れることなく、茎が長く残っている ・牧草の様子や状態が分かりやすく、オーナーが牧草の状態を把握しやすいため最高グレードのものと言われる 【こんな子におすすめ】 ・固くて長い形状の牧草が好みの子 🟫ダブルプレス ・機械で圧縮されるため、茎や穂は潰され軟らかくなっている 【こんな子におすすめ】 ・歯やあごの力が弱めの子 ・授乳期、高齢期、病中病後の子 ・硬い牧草を好まない子
他にもカットの仕方(ロング・ショート・ベリーショートなど)や、産地(アメリカ産・カナダ産・国産など)によっても食感や味が変わるので、様々な種類を試してうちの子のお気に入りを見つけてみてください!

イタリアンライグラスの特徴について

ヨーロッパを原産地とするイネ科の植物の一種で、牧草として使われています。日本ではネズミムギとも呼ばれています(イネ科ドクムギ属の一年草)。 香り高く、茎は細くてほのかに甘みがある嗜好性の高い牧草です。 栄養価も高く、アミノ酸の種類、含有量ともに豊富であることから”イネ科の王様”とも呼ばれています。 【こんな子におすすめ】 ・やわらかい牧草が好みの子 ・成長期以降の子

バミューダヘイの特徴・種類について

アメリカを原産地とするイネ科の植物の一種「バミューダグラス」を種子を採取する前に青刈りしたものです。 チモシーと比較して茎や葉が細く、低カロリーで嗜好性が高いです。 【こんな子におすすめ】 ・やわらかい牧草が好みの子 ・チモシーに飽きた子 また、水分を吸収しにくい特性を持つことから、敷材・床材としての利用にも適しています。

オーツヘイの特徴・種類について

オーストラリアを原産地とするイネ科の植物の一種(イネ科えん麦の一年草)で、糖分が多く嗜好性に優れていることが特徴です。 茎がチモシーより太めで、香ばしいかおりがします。 低カルシウムかつ、チモシーと同じくらい高繊維で、他のイネ科の牧草よりも消化されにくい繊維質を多く含んでおり、低カロリーです。 穂の部分を与え過ぎると腸内で異常発酵してしまう可能性もあるので、与える量に気をつけてください。 【こんな子におすすめ】 ・尿路結石や泌尿器系のトラブルのある子 ・肥満傾向の子

他イネ科の牧草の特徴・種類について

🟥オーチャードグラス🟥 ヨーロッパを原産地とするイネ科の植物の一種(イネ科カモガヤ属の多年草)で、日本ではカモガヤとも呼ばれています。再生力にすぐれ、世界的に広く栽培されています。 チモシーよりも葉は細長く柔らかく、甘い香りがします。 【こんな子におすすめ】 ・固い牧草が苦手でやわらかい牧草が好きな子 ・普段二番刈りの牧草を食べている子 🟧バミューダグラス🟧 アメリカを原産地とするイネ科の植物の一種(イネ科の多年草)、耐圧性、耐水性に優れているという特徴があります。 繊維が固く消化されにくいので胃に刺激を与え、活発にして消化吸収を助け、毛玉などの排出効果も期待できます。 他の牧草に比べ、細く、通気性や水はけがいいので、敷材としても最適です。 【こんな子におすすめ】 ・毛玉で悩んでいる子 🟨スーダングラス🟨 アメリカを原産地とするイネ科の植物の一種(イネ科の一年草)、耐寒性、耐暑性に優れ再生力が強い特徴があります。 茎が細く葉がやわらかいのでペットがちぎりやすく、食べやすい牧草です。 主食にもおやつにもあげやすいです。 【こんな子におすすめ】 ・やわらかい牧草が好みの子 ・歯やあごの力が弱めの子 🟩ウィートヘイ🟩 イネ科コムギ属の一年草で、甘い香りがするのが特徴です。 荒く強い繊維質が多く含まれているため、消化管の働きを活発にします。嗜好性も高いです。 【こんな子におすすめ】 ・牧草が苦手な子 🟦オオムギ🟦 イネ科の植物の一種で、ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富な牧草です。 嗜好性が高く、柔らかいです。 【こんな子におすすめ】 ・やわらかい牧草が好みの子 ・歯やあごの力が弱めの子 🟪クレイングラス🟪 アフリカを原産地とするイネ科の植物の一種(イネ科の多年草)、チモシーとは異なる香りが楽しめ、適度な細さと小さな穂が特徴です。 葉と茎が細めで柔らかいです。 また、高繊維・低カルシウム・低タンパク質・低脂肪で低カロリー・高繊維質なので、毛球の形成や、低カルシウムで尿路結石の形成を抑えます。 【こんな子におすすめ】 ・成長期以降の子
🟥ラブグラス🟥 南アフリカを原産地とするイネ科の植物の一種(イネ科スズメガヤ属の多年草)で、日本ではシナダレスズメガヤとも呼ばれています。 チモシーよりも粉が少なく、嗜好性の良い高繊維ながら葉や茎が細いので食べやすい牧草です。 【こんな子におすすめ】 ・食欲不振な子 🟧バーリーヘイ🟧 ボリューム満点のイネ科の植物の一種で、ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富な牧草です。 嗜好性が高く、柔らかいです。 【こんな子におすすめ】 ・やわらかい牧草が好みの子 ・歯やあごの力が弱めの子 ・いっぱい食べる子

アルファルファの特徴について

マメ科の代表的な牧草で、ルーサンとも呼ばれます。 チモシーのようなイネ科の牧草が低たんぱくで高繊維なのに対して、アルファルファは高たんぱくで低繊維、カルシウム・タンパク質・ビタミンなどの栄養成分が多く含まれています。 【こんな子におすすめ】 ・子うさぎ ・授乳期、高齢期、病中・病後の子など高栄養な食事が必要な子 ・食欲不の子 ・牧草が苦手な子 食べすぎることにより肥満や尿路結石・鼓腸症などの病気の原因になる可能性もあるので、与えすぎには注意が必要です。

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